先日、ユニットを組んでいる美食家の来栖けいちゃんと、気になっていた新潟のイタリアンレストラン
「バール ヴィア バカロ」 (http://via-bacaro.com/pc/bandai/index.html
」)へ行ってみました
シェフはまだ若い秋山武士さん。
以前私が新潟でお仕事があった際に、出張料理をいただく機会があり、とっても感動
それ以来ずっと、「一度きちんとお店に伺ってみたいー」と思っていたのでした。
秋山さんのお料理には「インパクト」&「食べた感」があります。
複雑でなく、シンプルに誰もが心から「おいしい」と思えるお料理。
だから、ワインもぐんぐん進んじゃいます
でも肉や魚の火入れ具合、味付けのバランスには繊細さがあり、ただのシンプル料理とは一線を画しているのが魅力。
このバランス感覚は、家庭料理を提案している私にとっても「永遠のテーマ」。
今回もその印象は、健在
日帰りしなくてはならなかったので、ランチに行きましたが、
東京からわざわざ食べにやって来たのは、私たちが初めてとの。
なるべく地元の「新潟食材をたっぷり楽しめるように」と特別にコースメニューを考えてくださいました
2人文句なしに一致でナンバーワンだったのは・・・
「真鱈白子のフリット 白ワインビネガーとエシャロットのソース」
薄い衣でさくっと揚げた白子は、ありえないくらいフルフルの火入れ
濃厚な白子のクリーミーさとは対的に、キリッと効いた白ワインビネガーの酸味とエシャロットの辛み。
すごいバランスに、私たちは
「白子料理で5本の指に入るよね~」とただただ感動
もう二つ感動したのは、
「佐渡南蛮海老のリゾット」
海老の殻など使ったアメリケンヌソース風のリゾットなのですが、これが意外にも、実にすっとさわやかな後味。
もともと濃厚過ぎない南蛮海老ですが、トマトや酸の効かせ方、強すぎないパルミジャーノチーズの量が絶妙
リゾットにのせられた生の南蛮海老は、みそも一緒に取り出し、リゾットに絡めて。
もう一つは秋山シェフの十八番、
「米粉入り自家製パスタ」
今回は「北海道産生ウニのクリームスパゲッティー」。
この麺にはまたまた心底感動
米粉入りらしくもっちりしながらも、決してパスタ感を忘れていないコシ。
こんなにおいしい手打ち麺は、なかなかないです
前回は「自家製サルシッチャのフジッリ」をいただきましたが、これまた超感動。
そのあとののど黒のアクアパッツアもシンプルな味ながら、おいしい!
魚に火が通りすぎがちなアクアパッツアですが、この「のど黒」は、細胞が壊れていない証拠の「螺鈿(らでん)色」の輝き。
でも、とろとろの食感。
地方でカジュアルイタリアンを手掛けているのに、火の通し方があまりに繊細。
なので、尋ねてみると、ずっと東京のニューオータニにある「トゥール ダルジャン」ほか、いろいろな有名レストランで修行していたとのこと。
でも、新潟が好きで好きで、故郷に戻られたそうです。
「東京にこんなカジュアル・トラットリアがあったら、絶対流行るのに~~ヽ(゚◇゚ )ノ」
ていうか、
「行くよね」。と二人同意見。
新潟駅のすぐそばの大きな商業施設「ラブラ万代」にあるので、
お近くに行った際はぜひ寄ってみて('-^*)/
帰りに、近くの新潟伊勢丹で、メインの肉料理でいただいた、新潟が誇るブランド牛「村上牛」のフィレ肉を私もフンパツして買ってみました
食べるのが楽しみ