先日、パンマニアの姉と一緒に、ずっと気になっていた世田谷、祖師ヶ谷大蔵にあるパン屋さんの新店「プレジール」にやっと行くことができました♪
とても気になるパン屋さんに行くときは、お店に電話します。
というのは、「何時ごろ一番パンがそろうか」を聞いて、その時間を狙って行くため。
マニアックな姉妹の徹底ぶりです(笑)。
だって、ちょっと足をのばしてパン屋さんに行く時は、気になるものを全部ゲットしたいじゃないですか~!
パン屋さんに近づくと、もう何十メートルか離れた場所から、良質なパン屋さん独特の、「なんともいえない小麦粉の香ばしい香り」がぷ~んと漂ってきます!
期待に胸弾ませると同時に、「絶対混んでるよ~!」と2人で足を速めると、意外にも1、2人がゆっくりとお買い物している、よくある街のパン屋さん的雰囲気。
でも、ひとたびショーケースを眺めると、これがすべて気になる本格ハードパンばかり!!!
あれこれ販売の方にうかがっていたら、販売の方がその度シェフに聞いてくださるものだから、とうとうお店のシェフが出てきてくださり(すみません・・・)、全てのパンについてそれはそれは熱~~~く説明してくださいました(笑)
このパン屋さん、全てのパンを無数の「自家製酵母」を使い分けて焼き上げているという徹底ぶり。
通常は相当良いパン屋さんでも、すべてのパンに自家製酵母を使っているところはほとんどありません。
しかも、自家製酵母で「もっちり水分たっぷりでやわらかく、おいしく、見かけも美しいパン」に焼き上げることは相当難しいとされています。
でもここのシェフは、特別。その研究ぶりのマニアックなこと!!(良い意味です・・・☆)
小麦粉選びから挽き方(お店で旧来の石臼挽きされています)、酵母おこしなどすべてに精通していらっしゃるので、やってみたい組み合わせにキリがないそうで、毎日粉の配合と酵母を変える「日替わりパン」の種類の多いこと!
ふつう定番となる「バゲット」まで、日替わりなのです☆☆☆
全てのパンを試したい気持ちを、冷凍庫の空き容量を思い出してグッと我慢。
とはいえ・・・、自宅用とは思えないくらいたっぷり買って家に帰り、焼いた日のベストな状態のうちに全部試食。
見かけでも十分わかりましたが、その保水量の多さにはビックリ!
そして、小麦粉をセラー保存しているせいか、とてもフレッシュな、畑に生えている小麦粉を想わせる、繊細で複雑に広がる味と香り!!
食べるほどにもっと知りたくて止まらず、かなりの量を食べてしまいました・・・!
ちなみに、ここのお店は、特にそれを「売り」にされているわけではありませんが、オーガニックの小麦粉をたくさん取り入れていらっしゃいます。
そして、商品のほとんどが本格ハードパン。
ハードパン好きの方は、遠方から足をのばしても絶対に失望させないお店です。
さきごろ小学館の女性誌『Oggi』11月号で、おすすめパン屋さんのご紹介をさせていただきましたが、ここを挙げなかったのをもう謝りたいくらい・・・(笑)。
ここまで感動したパン屋さんはひさしぶりでした♡
私が特におすすめなのは、ハードパンでは「トゥルト」、「ディンケルフォルコンブロート」、「プレジール」、
そして数少ないお惣菜パンでは「パン プロヴァンサル・オ・フロマージュ・エ・ア・ラ・トマト」。
そして、口でシュワッとほどけるようなしっとりやわらかなハードパンは、サンドイッチにも最適。
次の日、全粒粉が入った「コンプレ」をクリームチーズベースのソース、きゅうり、さらし玉ねぎ、スモークサーモンをのせて食べたら、それこそ「ほっぺたが落ちるおいしさ♡」♪♪♪
ついつい長くなりましたが、ほっぺが落ちたい方(?)のために簡単なレシピをご紹介します☆
↓↓↓
○スモークサーモンのオープンサンド
〈材料〉2個分
●プレジールの「コンプレ」 厚さ2㎝のスライス×1枚(横半分にカットする)
●スモークサーモン 8枚
●きゅうり 1/2本
●紫玉ねぎ 1/4個
●マヨネーズ 大さじ2
(クリームチーズソース)
●Kiriクリームチーズ 4コ(72g)/プレーンヨーグルト 大さじ2/はちみつ 小さじ1/塩、こしょう 各少々
<作り方>
1.玉ねぎは薄くスライスして水にさらす。きゅうりは薄くスライスする。クリームチーズソースの材料をすべて合わせる。
2.パン・コンプレの表面をトースターでこんがり焼き、粗熱が取れたらクリームチーズソースを塗る。上にきゅうりを並べ、水気をよく絞ったさらしたまねぎをのせてマヨネーズをかけ、その上にスモークサーモンを並べる。これを2つ作る。