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私の実家のある東京杉並区の荻窪。
地元に、おばあちゃんが作っている素敵なお菓子屋さんがあります。
小さなお店で、ショーケースは無く、売っているのはほんの少しの量。
ほとんどは予約のみの販売です。「売っている」というより、「分けている」と言った感じです。
作っているのは、その名も「雪月花」と「スノーボール」のみ。
くるみと粉で作るボルボローネのようなお菓子で、両者とも材料は同じ。
形状と焼き方で食感に差をつけてあります。
おばあちゃんが長年かけて作ったレシピは、丁寧な作りが随所に感じられる、繊細でやさしい味

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おばあちゃんが、「この2つは材料は同じですよ。」と言われるので、
「違いは何ですか??」
と聞いてみると、
「雪月花(平たいほう)はね、トロンとしているの。」との答え。
とっさに、
「えっ?!焼き菓子がトロンとしてるの??」
と思ったものです。
いざ家に帰って食べてみると、本当に口に入れたとたん「トロン」と溶けたのです!!!
こんな繊細ではかないボルボローネ、食べたことない!
味も上品で美味しい
ちょっと行きづらい場所ではありますが、メジャーでなくてとても素敵なお菓子なので、ぜひお持たせや贈り物に使いたいと思いました
でも、とても崩れやすいので、持ち帰りには注意を!