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ワインブームで世界各地のワインがどんどん紹介されていく中、「たまにちょっとレアな地域のワインも試してみたい」なんて方も多いのでは?
私もそういう一人。
今まで「なじみがないから」と選ばなかった地域のワインで、ものすごく素晴らしいものがたくさんあることに気づき、積極的に試しているところです。
ワインファンが増える中、こういうワインは今後必ず流行の兆しなので、今から要チェック!!


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この日の食事会は、西麻布のビストロ通りにある、とても居心地の良いイタリアンレストラン「Goutte d’or Achiano(グットドール・アッキアーノ)」で。
私のリクエストでドイツワインを飲む会です。

と言いながら最初は、前菜のお料理、「農園野菜のサラダ」&「牛肉のカルパッチョ」に合わせて、フランスのコルシカ島を代表するワイン、「Patrimonio(パトリモニオ)」の白を。
ぶどう品種はコルシカ島を代表する「ヴェルマンティーノ」。
日本ではまだあまりなじみがないかもしれませんが、素晴らしい白ワインを生み出す品種です。


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私も、きちんと飲んだ初めてのコルシカ島ワイン!
熟した果実味があり、ふくよかでリッチで、ちょっとナッツのような良い意味での酸化のニュアンスがあって、でも飲みやすくてお料理に合わせやすくて・・・、その上質な美味しさにびっくり!
飲んでみたい方のために、正式名称。
「Antoine Arena“GROTTE DI SOLE PATRIMONIO”2006(パトリモニオ グロット・ディ・ソール/ドメ-ヌ・アントワーヌ・アレナ)」。店頭価格¥5.040だそうです。


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鴨と宮崎マンゴーの冷たいスパゲッティーニと、メインのもち豚の炭火焼に合わせたのは、お待ちかね、ドイツは南のフランス国境近くの地域「バーデン」を代表する赤ワイン品種、シュペートブルグンダー(ピノ・ノワールと同じ)。
「ドイツのピノ・ノワールは、酸が強く、苦味も強くて味のバランスがイマイチ・・・」なんて勝手な思い込みを、みごと一発で吹き飛ばしてくれました・・・。
まるでブルゴーニュを代表する赤ワインのひとつ、「ムルソー」かと思うような、素晴らしく均整の取れた、ボリュームあるエレガントな味わい。お料理にも自然にマッチしてくれます。
ドイツはワイン作りでは最北端の国ですが、近年温暖化の影響もあってとても良いワインができるのだそう。
これも試したい方のために正式名称。
「BERNHARD HUBER WEINGUT“SPAT-BURGUNDER TROCKEN BADEN”2003(シュペートブルグンダーR Qba トロッケン/ベルンハルト・フーバー)」。店頭価格は ¥11.550。

最後の〆は、ドイツを代表する銘醸地「モーゼル」の甘口デザートワイン。
「“Brauneberger Juffer Sonnenuhr Riesling-Beerenauslese”2005 (ブラウネベルガー ユッファー・ゾンネンウアー リースリングベーレンアウスレーゼ Q.m.p./フリッツ・ハーグ)」。
蜂蜜のような濃厚な甘みに、アプリコットのような上品でさわやかな酸味。
私好み過ぎたので、空きビンをいただいて帰ったほど(笑)。
お値段は??ですが、10年に1度ほどしかできない天然の貴腐ワインで、わずか40ケースしか作られていない希少品なのだそう。

美味しいワインは世界各地にあり、キリがないですね・・・。
私は美味しいと思ってワインを飲むと、体の細胞がかなり喜ぶらしく、次の日肌荒れどころかなぜか美肌に!!ワインってほんと不思議!
そうは言っても、量と食事とのバランスには気をつけながらいただきましょう