前回の続きです。



この辺で少し、その男友達との関係性について触れておきます。





彼とは生徒会で知り合いました。

同じクラスになったことはないです。



最初の頃は、学校が終われば生徒会のみんなで下校していたのですが、だんだん他の子が部活やバイト等でバラバラに帰るようになり、平日にバイトも部活もなかった私たちはなんとなく2人で登下校するようになりました。




ほぼ毎日一緒に登下校していたので、先生や生徒の中には私達が付き合ってると思っている人もいるようでした。


でも別にお互い告白もしていなければ、付き合おうということを言ったこともありません。




周りの友達が言ってたことが事実なら、多分お互い好き同士でした。


私は彼のことを【異性として好き】かどうかがずっとピンと来てなくて、でも小学生の頃に結婚を諦めた私が「この人となら結婚も良いかもな」とは思えていました。




ただ、うちは宗教やってるし、もし付き合ってもし結婚ともなれば、父に絶対「折伏しなさい」と言われる。


折伏される方も気持ち悪いだろうし、自分が散々嫌な思いしてきた宗教に人を巻き込まなきゃいけないことも嫌でした。


しかも、もし彼がキリスト教徒になるようなことがあれば、余計ややこしい話になってくる。





別にキリスト教じゃなくても、また誰かに誘われてどっかの宗教に関わって信者になっちゃったら…?




当時の私は、なんの宗教であれ宗教を妄信する人間が死ぬほど嫌いだったのです。



宗教に染まった人と、それまでのように楽しく過ごせるのか


そういう考えが渦巻いていました。








実際に付き合ってるわけでもないのに、1人で先走ってそんなこと考えていた時点でかなりぶっ飛んじゃってますね(笑)


笑われてもぐうの音も出ません😓


今もこれ書いてて超恥ずかしいです…。








今では男女の付き合いは結婚だけじゃないとわかりますが、当時の私は、男女の付き合いが続けばいずれ結婚の話が出てくるものだと思っていました。


既に結婚が難しい要因があるなら、そもそも誰かと付き合うこと自体が無駄なんじゃないかと思っていました。











《キリスト教じゃなくても、また誰かに誘われてどっかの宗教に関わって信者になっちゃったら…?》という考えに至ったのは、彼が友人の誘いにのって教会へ行ったことで、「無宗教の人は簡単に宗教に染まりそうで、ちょっと怖いな」と思ったからでした。


なんていうか、危なっかしく見えましたね。


「教会の人たちはみんな良い人だな」なんてTwitterに呟いているのを見て、かなり本気で心配しました。





だって、自分たちの教会に来たお客さん、もとい《仲間にするチャンスの人》に対して親切にするのは当たり前じゃないですか。


いくら友人に誘われたからとはいえ、一宗教施設に足を踏み入れること自体が、私には非常に危険な行為に感じました。



これがもし日蓮正宗だったら、住職と友人がタッグを組んで入信させようとしますもん(笑)





私の知る限りでは、宗教施設にわざわざ連れて来た時点で入信させる気満々ですからね。



しかも車で行ったってことは親ぐるみってことでしょ?

背筋凍りましたよ…。




キリスト教(少なくともカトリックやプロテスタント)はそんながっついた宗教じゃないと知ったのは、ここ最近の話です。











多分その同級生は、彼と一緒に教会に通いたかったんじゃないだろうかと思います。


まぁ、私は同級生君の人柄を全く知らないのであくまで憶測ですが。





前回も書きましたが、吉祥寺にある教会はカトリック、プロテスタント、モルモン教の教会です。





カトリックは、信徒じゃない人間に対してはちょっと一線引いてるっていうか、カトリックじゃない人が結婚式に出席する時は聖書の勉強会に参加してもらう決まりがあるくらいですから、

(ネットで知り合った元アメリカ人の、結婚を機にカトリックからプロテスタントに改宗した人から聞きました)

信徒が無信徒の友人を、わざわざ多摩地区から武蔵野市まで連れてくるような感じではないんじゃないかな…(笑)



このブログ読んでくださってるカトリックの方も、「カトリックはプロテスタントに比べるとあまり積極的に宣教しない」と仰っていたことがありました。



そういうことを考えると、その同級生君はカトリックではなかったんじゃないかなと思います。






そうすると、おそらくその同級生君はプロテスタントかモルモン教。




モルモン教は、聖書ではなくモルモン書という独自の聖典を読むので、カトリックやプロテスタントからはキリスト教とは認められていない、いわゆる【自称キリスト教】の新興宗教です。




モルモン教は戒律が多く、性に関してもかなり厳しいようです。


同性愛も認めないし、自慰行為も婚前交渉も避妊もタブー、酒やタバコ、コーヒー、お茶までもがタブーだそうです。



お茶がダメってことは、タピオカミルクティーもダメなんすかね…?





男性は18歳、女性は19歳を過ぎれば伝道(勧誘活動)に行けという周りからの圧力を受けることもあるそう。


嫌がれば脱落者、背教者扱い。



それ故か、信仰が苦痛な二世のコミュニティがSNS上にいくつか出来ています。







もし同級生君が真面目で純粋なモルモン教の信徒であれば、彼を誘ったのは伝道のためでしょう。


信仰が嫌だけどそんなことないフリをしている二世なら、形だけの伝道か、もしくは自分を理解してくれる仲間が欲しかったのでしょう。



ただ、彼から「勧誘された」等の話は聞かなかったので、もしかしたら同級生君はプロテスタントで、一般人向けの催し物に彼を誘っただけかもしれません。




あくまで全て、私の憶測です。


つーか、今更こんなこと考えて何になるんだってね。














ま、同級生君が何の宗教かはさておき…。



当時の私は、初めて女の子扱いしてくれた男の子への照れと戸惑いと、あと私が当時アメリカ留学を考えていたことと、私の宗教的な事情のこと(ついでに言うと、アメリカでお世話になる予定だった人も日蓮正宗😇)で、気持ちの整理がついてませんでした。




それでも周りの友人がどんどんくっつかせようとしてくることに焦りました。


友人とカラオケに行ってラブソングを歌えばからかわれるし、事あるごとに彼の話題を振られたり、ニヤニヤした顔で見られることも気分悪かった。


いくら友人でも、流石にこの時ばかりは「こいつらみんな死ねばいいのに」と思いました。




もう過ぎたことだから言うけど…


ほっといて欲しかったです。


すんません、今更(笑)






たとえ結婚したいと思っても障害になる宗教のこと、周りの人間の生温〜い妙な態度。



そんなことで悩むくらいなら、友達という距離感の方が私としてはずっと心地が良かった。


家の宗教について考えることも、そういう周りの目も全部めんどくさくなった私は、彼とはその後距離を置くようになり、何事もなく高校を卒業しました。

(いきなり距離を置かれるようになった人の気持ちを、もう少し考えるべきだったなとその後反省しました…💦)




ちなみに、彼がキリスト教の信徒になったのかどうかはわかりません。

多分なってないと思うけど。










父から「もう無理して信仰しなくていい」と言われたのは、確か卒業してわりとすぐだったと思います。

多分、卒業を節目だと思ったんでしょうね。



お前、それもっと早く言えよ…😇

















今日の今日まで、この話は誰にもしていません。


誰にもしなかったっつーか、忘れてました。




数日前に【モルモン教】についてググった時に、吉祥寺の教会が出てきてハッと思い出しました。



苦々しい記憶も、案外簡単に忘れてしまえるものですね😅







自分のやったことを棚に上げちゃいますが、今となっては距離置いて正解だったかなとも思っています。



今お付き合いしてる人は私にとって初めての彼氏なのですが、最初1年くらいずっと情緒不安定だったので(笑)


ずっと誰かに甘えたかったのに、いざ相手が目の前にいるとどうやって甘えたらいいのかわからなくて、かなりムシャクシャしてました。


まさか自分がこんなメンヘラだとは思ってなかったので、逆に良かったかもな…と💧








わがまま言わせてもらえるなら、友人たちとは、できれば昔のように仲の良い友人のままでいたいです。