ドラゴンボール超の6つの並行世界 | ビッグバン理論

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ドラゴンボール超の『”未来”トランクス編』で、タイムリープによる過去改変が行われ、それに伴っていくつかの並行世界が生まれました。

この際に「1番最初の世界はどれなのか?」「なぜ人造人間の強さや性格が未来と現代で違うのか?」「最初トランクスが人造人間は19号20号と言ってたのは何だったのか?」など色んな疑問がありました。

これらの疑問を解消する完璧な並行世界の増え方がないかググってみたところ、公式ページも含めて納得いくような説明がなかったので、今さらながら辻褄が合うように自分でまとめてみました。

 

結論からいうと、並行世界は次の6つです。

① セル誕生の世界

② 謎の世界

③ 未来トランクスの世界

④ ブラック誕生の世界

⑤ 超本編の世界

⑥ トランクス&マイが2人いる世界

 

 

上の図で簡単に説明すると、

最初世界は1つでした。(緑色①)

19号20号が暴れて仲間が皆殺されたので、何とかしようとトランクスはブルマの作ったタイムマシンで過去に行きます。それにより並行世界②(山吹色)が分岐します。②では悟空が未来の薬で心臓病から一命を取り留め、精神と時の部屋で修行後、人造人間に勝利します。

①でも人造人間を倒しますが、その後セルが誕生します。セルはトランクスを殺してタイムマシンを奪い、17号18号を求めて過去に行きます。そこで③(水色)に分岐します。
③ではセルが来たことで歯車が変化。17号18号が暴れることとなり、やはり仲間が皆殺されたので、何とかしようとトランクスは過去に行きます。
そこで④(黒色)に分岐します。
④では、原作(其之337~517)のとおりセル編、ブウ編と進みます。ところが、続編のDB超で第10宇宙の見習い界王神ザマスが悟空の身体を乗っ取ってゴクウブラックとなり、時の指輪を使って③に行きます。③でザマスは大暴れし、何とかしようとトランクスはブラック誕生前の過去に行きます。⑤(赤色)に分岐します。
⑤で事情を聞いた悟空とベジータは③へ向かい、
③でザマスと戦いますが、最終的に手に負えなくなって全王が世界③ごと消滅させます。悟空達は間一髪で元の世界⑤に逃れ、トランクスとマイは消滅を回避するため界王神が殺される前の過去に行って、⑥(紫色)に分岐します。
これが6つの並行世界誕生の流れです。

 

年表でまとめると次のようになります。(1つの表を左右2枚に分割)

黒字は原作に描かれている部分。赤字は推理の部分です。

左側:タイムマシンを作る並行世界①③⑥

右側:悟空が薬を貰う並行世界④⑤②

 

公式ページと全然違いますが、公式では理屈的におかしな部分が2つあるので、まずはそれについて説明します。

👉(公式ページ) 未来トランクス編 歴史年表公開

 

1  『ザマスが生きている歴史』の分岐のタイミングがおかしい。

 公式ページ右端の説明に「ビルスがザマスを破壊したため、本編の歴史が改編され2つの歴史に分かれた」とありますが、これはザマス破壊前から分かれてないとおかしいです。

そもそもビルスがザマス破壊に至ったのは、未来トランクスからブラックの悪事を聞いていたからです。ブラックの悪事を知っててザマス放置はありえず、ブラックの情報を得たときには既に違う歴史を歩んでいるのです。

 もう少し遡って考えると、歴史の分岐は未来トランクスが本編に来た時点ということがわかります。トランクスはブラックの話をしに来てるわけですから当然です。次の2つに分かれました。

 ◆「未来トランクスが来ずにブラックの存在を知らない歴史」(世界④)

 ◆「未来トランクスが来てブラックの存在を事前に知る歴史」(世界⑤)

この違いを無視して、ザマス破壊直前までを同一の世界線と捉えるのは別作品のタイムパラドックス的世界観の思考です。

 DBは過去改変すると、矛盾が起こらずに、並行世界が増えていく作品です。第一元々その世界の住人であるビルスがその世界で何しようと歴史改変にはなりません。その世界の歴史です。

 

 

2  『17年後、ザマスを封印する未来の歴史』でザマスを封印するのがおかしい。

 公式ページ左端の説明に「ザマス襲来前のタイミングでウイスがビルスにザマス封印を頼む」とありますが、ザマスは不死身にならないので、封印の必要はありません。

 この歴史(世界⑥)の分岐は界王神が殺される前で、ゴワスが殺される前、つまりブラックが来るより前の時点なので、ブラックは来ず、ザマスは闇堕ちしません。悟空もおらず、ザマスが超DBの存在を知るフラグも立たないため、不死身にもブラックにもなりません。

 さらに言うと、ザマスが偶然超DBの存在に気づいたとしても、既に注視できてるので、揃える前に破壊するのが妥当でしょう。

 

と、公式ページの論理的な矛盾を認識したところで、ついに本題。

並行世界の増え方について、1つ目の世界から詳しくみていきます。

 

 

 

① 最初の世界(セル誕生の世界)

最初の世界は、未来から誰も来ないので、悟空は心臓病で死亡し、仲間も大した修行をしてないので人造人間に次々と殺されていきます。世界①は原作で最初に登場した未来トランクスの世界です。

人造人間17号18号が暴れた世界ではなく、

当初の構想どおり19号20号(デブとジジイ)が暴れた世界というわけです。19号20号は人々のエネルギーを存分に吸収してどんどん強くなりました。

悟飯が19号20号に殺された4年後、ブルマはタイムマシンを完成させ、トランクス(17)は、20年前のエイジ765へ行きます。

 

② 謎の世界(原作の其之330~336で描かれている世界)

 トランクスがタイムマシンで過去に移動したことにより、新しい並行世界『②謎の世界』が誕生します。謎と名付けましたが原作(其之330~336)で少しだけ描かれています。

 世界①からやって来たトランクスはフリーザ親子を倒した後、悟空に薬を渡し19号20号の脅威を伝えて、元の世界①に帰っていきます。(ちなみに、トランクスはフリーザ親子をあっという間に消滅させたので、この時代のセルがフリーザ親子の細胞を取り込めていたかは微妙です。)

 この世界②のその後は原作では描かれてませんが(其之337以降は実は世界④の話)、世界④と非常に酷似していて、大きく異なるのは次の2点だけです。

◆ 未来からセルが来ていない。

未来から来たトランクスの世界で暴れてるのは17号18号ではなく19号20号。

この差により、我々がよく知る世界④と展開が少しずつ違っていきますが、展開を推理するのはそう難しくありません。

 

・悟空は心臓病になることを事前に聞いていたため、健康に気を遣い発病時期が遅れる。

・べジータが19号を倒し20号を追い詰めるも、16号17号18号が目覚め敗北。ピッコロは神様と合体するために天界へ行く。

と、ここまでは原作(世界④)の展開とほぼ同じ。

ところが、セルが来てない影響で危機感が低く、神様はピッコロとの合体を拒否します。

神様 「もう少し様子を見てからだ。」

そんな中、悟空が心臓病から目覚め、精神と時の部屋へいきますが、セルがいないので悟空一人だけで倒せると判断し、ベジータ達を誘わず

実際、精神と時の部屋から出て来た悟空は一人で17号達に勝ちます。つまりトランクスは弱いままです。

悟空はトランクスと一緒に未来の人造人間19号20号を倒しに世界①へ行きます。

 

① セル誕生の世界 その2

悟空が世界②からやって来ますが、既に存在している世界の現在に移動(いわゆる並行移動)してきただけなので、過去改変にはあたらず並行世界は増えません。

悟空は未来の19号20号と闘って倒します。

世界①の19号20号は約20年もの間エネルギー吸収でパワーアップしてますが、それでも悟空の敵にあらず。

それから、研究所の場所も世界②で分かっていたので、研究所に向かい起動してない17号18号を破壊します。(17号18号は世界②じゃそんなに悪い連中じゃなかったですが、トランクスは甘くありません。あるいは、20号がエネルギー吸収を続けて17号達の強さを超えた時点で、不要になり処分したかもしれません。)

以前は、トランクスが停止コントローラを使って17号18号を破壊したという説が有力でしたが、設計図が無いと停止コントローラは作れません。17号達の設計図は研究所の地下室(セルと同じ場所)にあり、その存在はセルから聞かないと分かりません。

そのため、この世界では、停止コントローラを作れなかったと考えるのが自然です。

トランクスがタイムマシンで悟空を世界②に送り届け、戻って来ると、まもなくセルが誕生します。

トランクスは精神と時の部屋に入っておらず弱いままなので、世界②に助けを求めようと再びタイムマシンを使おうとしますが、セルに見つかり殺されてしまいます。セルは17号18号が破壊されていたので、タイムマシンの設定をトランクスが往き来していた過去よりもさらに前にセットし直し、卵になってタイムマシンに乗り込み過去(エイジ764)に移動します。

 

③ 未来トランクスの世界

世界①からセルがやって来て、お馴染みの『③未来トランクスの世界』が誕生します。

意外にも未来トランクスの世界にも、セルが来ていました。そのセルはすぐに地中に埋まり、ほとんどの人の目に触れませんが、このセルの差が世界①とは違った展開を生み出します。

 

まずはフリーザ親子がやって来て悟空が倒して、まもなく心臓病で死んでしまいますが、それは世界①と同じ。

少し違うのは、セルが来たことにより神様は胸騒ぎがずっとしていて、未来の人造人間の情報もなかったため、その原因を突き止めようと熱心にあちこち探索を続けていました。

それが功を奏し、なんとまだ殻の中のセルを発見します。

神様「なんだ、あの化物は」

かつて何度も起こったような危機ではない、絶望的な予感がしたため、占いババに命じて心臓病で死んだあの世の悟空を1日だけ呼び戻します。

 

悟空が殻を攻撃すると、セルが不完全ながらも殻から出て来て、悟空とセルが闘います。

悟飯やピッコロ、試験起動中の16号はその気を察知します。

最も近くにいた16号が戦いの場に最初に到着しますが、悟空はセルに敗れ生体エキスを吸収されたところでした。

16号は真の敵は悟空ではなくセルだと理解し、パワーアップしたセルを食い止めようと自爆。

16号はセルとともに消滅します。

悟飯達が現場に到着したときには、全て終わった後でした。

そのためトランクスはセルや16号の存在を知らなかったわけです。

この闘いをスパイロボットを通して見ていたゲロは、最大の宿敵の悟空が完全に死んだことに満足したため、研究のモチベーションが低下。他の並行世界よりも人造人間は弱体化します。ただし16号の反省から性格は凶悪化されます。

この世界のベジータ達は人造人間の存在を事前に知らず、大した特訓もしてませんでしたが、19号20号は弱体化していたので何とか勝ちます。ですが、逃走した20号が17号18号を目覚めさせ、悟飯とトランクス(0)以外は殺され、DBも消滅します。

その後、色んなキャラが地球に迫りますが、強い気を持つ人間がいないためスルーされます。

 

エイジ775:バビディ地球に来襲。使えそうなエネルギーがないため、別の星へ

エイジ776:破壊神ビルスが目覚めるが、強い戦士もおらずゴッドの夢は間違いだったと再び眠りにつく。

エイジ777:DBがないため、ソルベはフリーザを復活させられず。

エイジ778:第6宇宙の破壊神シャンパはビルスのところへ行くが、ビルスは眠ったまま起きず。第10宇宙の界王ザマスは超DBの存在を知らず、日々悶々としている。全王は友達がおらず退屈している。

 

エイジ779:悟飯が17号18号に殺され、ブルマがタイムマシン開発に着手。

悟飯が殺されたときこの世界ではトランクスは11歳。人類の危機に際し身体の成長が驚くほど速くなっています。

悟飯死亡から3年後、ブルマはタイムマシンを完成させ、トランクス(14)は17年前の世界④(エイジ765)へ

この世界③のエイジ779~782は、番外編『TRUNKS THE STORY -たったひとりの戦士-』を参照。

てっきり20年前の過去に行くのかと思えば、17年前とブルマははっきり言っていて、これにより番外編ラストのトランクスは14歳だったことが判明。最初に登場してフリーザを斬ったトランクス(17)と、番外編のトランクス(14)とが別の並行世界の人物だったことは決定的です。


 

④ ブラック誕生の世界(原作其之337~517で描かれている世界)

トランクス(14)が世界③から来たことにより、世界③から分岐した世界です。

セル(卵)はその分岐点の前から世界③に来ていたので、この分岐と同時に熟成中のセルも複製されます。

この世界④はほぼ原作(其之337~517)ですが、最初にトランクス(14)がやって来たときのことは描かれていません。原作(其之330~336)で描かれてたのはよく似ていますが、実は世界②の様子でした。其之337を境に原作で描かれる世界が②→④に切り替わったのです。したがって、描かれる未来トランクスの世界も①→③に切り替わり、世界④のエイジ765~767の出来事は推理になります。とは言え、世界②と大きくは変わりません。

 

エイジ765:トランクスが世界③からやって来てフリーザ親子を倒す。悟空に薬を渡した後、2人の人造人間※の脅威を伝え、世界③に戻る。

※ このときの会話は原作と少し違っていて、トランクスは人造人間が何号かまでは言及せず。原作(其之337以降)の悟空達は人造人間が何号かまでは聞いてなかったわけです。

 

エイジ766:ピラフ一味がDBを使って赤子に。
エイジ767:セルは熟成中。神様は胸騒ぎがするが、原因は人造人間の可能性が高いと考え探索が不十分となり、セル発見に至らず。

 

 

③ 未来トランクスの世界 その2

エイジ782:トランクスが世界④から戻ってくる。

エイジ785:タイムマシンのエネルギーチャージ完了後、世界④(エイジ768)へ

 

④ ブラック誕生の世界 その2

エイジ768以降は、原作(其之337~517)に描かれているとおりセル編、ブウ編と進みます。

セル編

ブウ編

 

ブウ編終了後、続編『ドラゴンボール超』の第6宇宙編まで続きます。

復活のF

第6宇宙編

 

ところが、第6宇宙との闘いの動画が神チューブにアップされて、それがきっかけとなり、悟空は超DBを使ったザマスに身体を奪われてしまいます。→ブラック誕生

ザマスは悟空親子を殺し、時の指輪を使って世界③(エイジ796)へ

 

③ 未来トランクスの世界 その3

セルゲーム終了後、トランクスは世界④から戻ってきて、人造人間を倒し平和を取り戻します。

エイジ785:17号18号を破壊。

エイジ788:誕生したセルを消滅させる。

(原作其之419-420は、世界③ではなくて、世界⑥の方を描いたという説もあります。なぜなら世界③は消滅するので。)

 

その後バビディ達がブウ復活をもくろみ地球にやって来ます。以前と違い、強力な力を持つトランクスがいたからです。

エイジ795:バビディが再び地球へ。バビディ達を倒しブウ復活を阻止するが、界王神が死亡。

エイジ796:ブラックが世界④からやって来る。(ただの並行世界の移動で過去改変ではないので並行世界は増えない。)

ブラックはザマスの所へ行きゴワスを殺害し、世界③のザマスは超DBで不死身に。その後超DBを破壊し、地球へ行きトランクスと闘う。

エイジ797:トランクスはブラックに追い詰められ、世界⑤(エイジ778)へ

 

 

 ⑤ 超本編の世界(全王が二人の世界)

第6宇宙編終了後まもなく、未来トランクスがやって来ます。それにより、この『⑤超本編の世界』が誕生します。

元々トランクスが過去に行こうとセットしていた時代は17年前の世界④の方でしたが、タイムリープ時の衝撃のせいか、あるいはザマスが時の指輪を使ったせいか、時間がズレてブラック誕生の世界④ではなく、誕生していない過去の世界⑤に来ることになりました。

トランクスが来てからの内容は、超本編で見たとおり。

・トランクスが世界③からやって来る。

・悟空とベジータはブラックの話を聞き、世界③へ倒しに行くが逆に返り討ちにされ戻って来る。

・ザマスの凶行を知ったビルスはザマスを破壊。

・悟空は魔封波を習得し、ベジータは精神と時の部屋で修行し、再び世界③へ

 

③ 未来トランクスの世界 その4

悟空とベジータはブラックを追い詰めるが、ブラックとザマスが合体。

すったもんだの末、合体ザマスが手に負えない状態になり、全王を呼び出すが、全王の怒りにより世界は消滅。

悟空達、トランクスとマイは世界⑤へ間一髪逃れます。

 

⑤ 超本編の世界 その2

悟空は全王を消滅後の世界③から連れてきて、世界⑤では全王が2人になります。

トランクス&マイは、未来世界をやり直したいという思いから、タイムマシンで界王神が死ぬ前の時代⑥(エイジ795)へ

 

⑥ トランクスとマイが2人いる世界

この世界⑥の展開は未来トランクス編ラストの会話からの推理になります。

エイジ795:トランクス&マイが世界⑤からやって来る。その後、バビディ達が地球に来るが、界王神が死なずにバビディ達を倒す。 

ウイスかトランクスがうまく立ち回ることによって、界王神が殺されずビルスも健在という世界になります。

ブラックは既述のとおりやって来ませんし、ゴワスは健在で、ザマスが超DBを使って不死身になることもありません。

 

という流れで、6つの並行世界が誕生しました。うち1つは消えましたが。

これで矛盾はほぼないはずですが、原作や超で気になるところを4点補足しておきます。

 

1 セルが細胞採取の説明をしていた際に、フリーザが真っ二つだったのは、ピッコロの回想だから。

 

其之363でセルが神コロに細胞の話をしていたとき、フリーザ親子がトランクスにやられたのと全く同じ描写でした。未来ではトランクスが来ずに、悟空がフリーザ親子を倒していて、倒し方は違うはず。一体これはどういうことなのか。悟空もトランクスと同じ倒し方だったというのでしょうか。

 実はこれ、聞き手のピッコロの回想です。普通は話し手の回想になると思うでしょうが、

セル自身も見てないので、ピッコロの見た光景になりました。要はコピペです。

 

2 セルが「トランクスがセットした時代にスイッチを押しただけだ」と言っていたのはセルも罪の意識を感じていたから。

 セルのセリフを真に受けると、トランクスは17号18号を破壊したのに、その後でフリーザ親子が来る1年前に行こうとしていたことになります。しかし、そんな時代に行っても誰も事情を知らないし、いたずらに並行世界を増やすだけ。一体これはどういうことなのか。

 もちろんセルのウソです。真実は17号18号を吸収できるように、セルが違う時代にセットし直しました。セル自身、歴史改変が大罪であると分かっていたので、その罪をトランクスになすりつけたわけです。

 

3 『神と神』以降、現代トランクスや悟天が全然成長していないのは、パンへの優しさのため。

 ブウ編から10年後の原作最終話で、パンの年齢は4歳と天下一武道会で紹介されています。『神と神』はパンの妊娠が発覚した頃なのでブウ編から約5年後と推定できます。それから『宇宙サバイバル編』までさらに約2年経過してトランクス達は約15歳の計算ですが、心も体もお子ちゃまです。地球人のマイすら成長していません。ブルマが悟空と5年会わなかった発言とも矛盾します。一体これはどういうことなのか。

 実は、10年後のパンの年齢は誤魔化しです。実年齢は8歳ですが、全然成長していないパンを気遣って4歳と届け出たのです。つまり『神と神』はブウ編から約1年後で、トランクス達はまだ約9歳。『宇宙サバイバル編』でも11歳程度になります。

 

4 未来トランクスの髪が青色なのは、紫髪トランクスの世界を救おうとしたから。

 青髪と言えば超サイヤ人ブルーですが、当初はトランクスもウイスの修行を受けてブルーの域に達し、髪が青色になったのではと期待していました。ところが、そんなパワーアップはしてないのに青髪でした。DBZでは紫色で、チビトランクスも紫色なのに一体これはどういうことなのか。

 実は、紫髪トランクスとその世界を救うためでした。ご存知のとおり未来トランクスの世界は消滅してしまいます。消滅した世界③のトランクスをあえて青髪に変えたことにより、DBZの紫髪トランクスの世界は消滅していない別の世界⑥であったことを暗に示したわけです。世界③と世界⑥は界王神が死ぬか死なないか分岐してますが、青髪は界王神が死ぬ③ルートに、紫髪は界王神が死なない⑥ルートに進んだと解釈します。

 世界⑥では、トランクスが2人になりますが、髪色でどっちのトランクスかは判別できることでしょう。

消滅世界のトランクス  ↑消滅回避世界トランクス

 

 

以下のページで、もう1つの並行世界について補足しています。

👉ドラゴンボール超の7つの並行世界 (6+1つの並行世界)