尻拭いはお金だけではない | 松風 ギャンブル依存症からの脱却。

松風 ギャンブル依存症からの脱却。

ギャンブル依存症を通し、自分を見つめ直し日々考え人として成長していく為のブログ

私の周りにはギャンブルをする人が沢山いる。


昔はパチンコ、スロット、競馬が主に多かった気はするけど、全てが携帯一つで始められるようになった今は、ギャンブルの種類は多種多様だ。


それに加えて、ゲーム依存なども増えて来ている。

最初はただ楽しいと軽い気持ちで始めただけなのに…


ギャンブルをやらない人からしたら、何が楽しいのかと思うでしょう。


多分多くの人は携帯に依存したのが大きな原因だと思います。

ちょっと暇があると携帯を見てしまう。


私は、素直な性格なので勧められると何でも受け入れてしまう癖がある。


昔で言うとまずタバコ。

手持ち無沙汰になるとタバコを吸いたくなった。

今でも職場では半数近い人がタバコとギャンブルをやめられないでいる。

誰かが吸っていると、吸いたくなる。

多分、私が吸っているから誰かが吸いたくなっているのでしょうね…お互い様だ。


今は、タバコの代わりに携帯を見て時間を過ごしている人が圧倒的に多い。

職場の休憩時間、興味のあることに目を向けている人もいれば、その場の空気から気を逸らす為に

携帯を眺めている人も多いのかもしれない。


また前置きが長くてなってしまいました。


先程も書いたが、半数近い人がギャンブルをやっている。

職種にもよるだろう。

職場によっては、表面上はギャンブルなんてやってないと思われている人も多いはず。


男ばかりの、現場で働く自分達のような職種は

ギャンブルをする事を隠してる人は居ない。

ギャンブルをやらない人も確かにいるが、ゲームを含めると、9割近い人が何かしらの趣味を携帯で満たしているように思う。


私は離婚してから、お金の管理をしてもらった事はない。

逆に好きなだけ使って来れたから、深い闇に気付けたという側面もあるかもしれないです。


それでも、ギャンブルが必要ない!

そう思うまでに40年近くかかったことになる。

もう2度とギャンブルなんて懲り懲りだ!

そう思っている今でさえ、欲求は消えない。

これが依存症の恐ろしさであり、妄想のしつこさなんです。


私はブログを始めていろんな方の日常を読ませていただいて、参考にさせてもらっています。


旦那さんがギャンブルで借金!って多いですよね〜

私の会社にも、家族がありながら毎週のように

競馬をやっている人が多数なので、その家族の

奥さんの苦労は想像がつきます。

職場で見る、夫側の人間はそんな裏側を見せることはないが、ギャンブルをしていたら、家計が成り立つ訳がないと思う。なんとか家族にバレないようにお金を工面してるのでしょうね。



そして、いずれ借金をすれば家族にバレます。

仮に大金を掴んで、一時羽振りがいい時期はある人でも、必ずいつかはバレます。

ギャンブルで勝てる人はほんの一握りなので、勝ち続けられる人もいるかもしれないですが、長い経験の中でも私は1人も見たことがありません。


そして、家族に借金がバレた時は見つかって良かった!

これで楽になる!借金を返して行こうと、反省もするんです。

もう2度とやらない!と心に誓う。


でも、それは底つきでもお手上げでもない。


依存症者とそうでない人の区別は!

普通の健常者の人は、借金してまでやらないんです。


だとすると、一回でも借金をしてギャンブルをしてしまう人は依存症なんだと思われます。

これは私個人の考え方です。


ギャンブルは進行性の病です。

悪くなる事はあっても良くなる事はないんです。


バレたからやめざるを得なくなりお金を管理されてるから、お金がない。

ギャンブルを出来る状態ではないから、何年もやめています。


それは、依存症から回復している訳ではないです。

その間にギャンブルも忘れられるぐらいの楽しい生き甲斐を見つけたとか、本当に自分と向き合い

心の底から反省している以外はそんな簡単に治る病ではないと思います。


いつ、どういう問題が引き鉄(トリガー)になるかは人それぞれですが、前にも書いたけど、人は忘れる生き物なんです。


喉元を過ぎれば熱さは忘れちゃうんですよね〜


尻拭いについて考えてみたんですけど尻拭いって決してお金を肩代わりするだけじゃないんだと思うんです。



夫婦でも、親子でも当事者の問題を自分の問題として捉えてしまいます。

それは、当然ですよね!運命共同体だと思ってるんだから。

でも、一緒に解決しようとするのは当事者にとっては良くないと思います。


お金の返済をどうして行くのか、弁護士に相談するにしても、一緒に行くとか?手数料をより安くする為に、家族が懸命になったりとか、本来なら

面倒くさい後処理も全部自分が、やるしかないんです。そういう事全部ひっくるめて尻拭いだと考えます。


何故なら依存症者は、お金を工面する為ならその時はめんどくさいなんて言いません!

どんなめんどくさい手続きだってするし、闇金にだって行くし、法外な利息を払ってでも借金をするんです。時には犯罪を犯し、殺人だって起こす可能性だってある。


それを、もう懲りたから大丈夫でしょうなんて

絶対に思わない方がいいです。



たった一回が、元に戻ってしまうのが依存症なんです。

もう懲りたから前のようには、ならないはずだと思っているとしたら、大きな間違いなのではないでしょうか?


一回ぐらいなら、やってしまうかもしれない?

そう考えるのが普通じゃないですか?

そうしたら、その一回は、その時には一回だったとしても、また時が経つと、あの時大丈夫だったから!とまた一回、今度その次は、2回、3回ってなっていく。


人生は長いので、やめている期間は関係ないんだと思います。

根本を見直さなければ、同じ事を繰り返すかもしれません。


当事者は当事者の問題。家族は家族の生き方をしないと共倒れしてしまいます。


家族は当事者が回復する姿を見守る、そっと背中を押してあげるしかないんだということを今日は書いてみたくなりました。


これは、あくまでも私が知識として学んだ事と

自分の経験からの考えによるものです。


当事者の方にとっても、ご家族の方にとっても

自分を見直してみる機会に繋がることになれば嬉しいです。


本日も読んで下さりありがとうございました。


1日お疲れ様でした音譜音譜音譜