凄く久々にブログを開けてみて愕然。6月以来開けていなかったみたい。今は11月末なのではや半年振りということになります。せっかくその前までまあまあ書いてたのに枯野にしてしまってすみません。少し落ち着いたので、また、ぼちぼち再開しようと思います。

 

 さて、今日は、子供の話です。私はたぶん子供にとってはあんまり「良い母親」ではないと思います。そもそも一緒にいられる時間が少なすぎるから。それを補うために、一緒にいられるときは、「大好き!」の気持ちを言葉に出したりボディランゲジにしたりと一応頑張ってはいるのですけれど。でも、私ほど極端でないにしても、結構、これは働いている母親はみなさん多かれ少なかれ感じていることなのではないかとも思います。そこで、一緒にいる時間を長くするために、不要な時間の使い方を徹底排除する努力をしたり(=断捨離して家事時間を削減したり、自分でなくてもできることはアウトソーシングしたり)、時間があるときに子供のためにやらなきゃと普段から思っていることをやったりというようなことをゆるーく心掛けています。

 

 今週末は少し公務は入ったけど、ほとんどの時間娘と一緒にいられました。そこでずっと気になっていた娘の内弁慶を開放する企画を実行。

 

 うちの小学低学年の娘は内弁慶といえばいいのか、性格は実に頑固ではっきりしているくせに、人前で何かやって(発表して)と言われると頑なに拒み絶対に見せてくれません(親に対してさえ)。自分も小さい時そうだったので、嫌なところが似たもんだと思っています。今から思うに、自意識が過剰だったのでしょう。何とか、人前で何かをやることについての抵抗感をなくすことはできないものかと思い、今週末、一日ミュージカルレッスンのようなこどもプロジェクトに参加させることにしました。人前でダンスしたり声を出したりすることの楽しさに気づき、人前で発表することへの抵抗感がなくなればと思ったわけです。

 

 しかし、娘は抵抗しました。「絶対嫌!面白くない!」と。出発までにも駄々をこねられててこずったのを何とかなだめすかして行ってきました(おかげで遅刻)。

 

 結論からいうと散々でした。先生の振り付けに一生懸命ついていこうと一応は頑張る娘。しかし、まったく楽しそうではなく。好きで参加しているほかのお子さんたちとの表情の違いは歴然。そのうち楽しくなるかもと思ってみていましたが2時間後に終了した後、「どう楽しかった?」と聞く私に「全然!」と言い放ったのでした。 「でもさ、好きじゃないことがわかって良かったよね。」としつこく娘に同意を求めたところ、「ふんっ」と、だから最初からそういってるじゃないと言わんばかりの態度この子はこういうのは好きじゃないんだな、と心の中の手帳にメモして終わった一日でした。

 

 そういえば、同じような感じだった私のことを変えたくて、私の母も随分いろいろやってくれました。子供会の発表会で、舞台の上で手品をやらせたり。。。全く、効果はありませんでした。私の内弁慶が治ったのは、あるスーパー積極的な友人に小学3年生の時に出会って、こんな風になりたいな、と自ら思ってからのことでした。うちの娘もいつかそういう風に自ら心から思った時に変わるのかもしれません。

 

 貴重な休みが徒労に終わってどっと疲れたのですが、それでも、負け惜しみではありませんが、いろいろ試してみるのは良いことではないかと思っています。いろいろ試してみて、合わないものはやめる。結局、好きなもの、本人に合っているものしか続かないのでしょう。ただし、私は、自分が無理やり親にやらされたけど続けて良かったと思っている習い事が2つだけあるので、それだけは、娘たちに「嫌だと言われてもこれだけはやることになっている」と言い渡してやらせているものもあります。親の気迫が伝わるのか、それは子供たちも続けていて、まあまあ楽しくやっているようです。

 

 習い事にはお金がかかるからと思われるかもしれませんが、結構、地方自治体や学校がオファーしてくれている体験教室は沢山あります。まずは気になるものをそうした機会を活用して試してみて、子供の目が輝くかどうかで主たる習い事を決めるというのもありではないでしょうか。いろいろさせてあげるのは大変でも何か一つというなら可能ではないかと思います。親はいろんな期待を子供に向けがちですけれど、子供は自分とは別人ですから、向かないものを見極める(というか親が自覚する)ことも大事かと思います。今日、改めて、血の繋がっている娘だけど、やっぱり私とは別の人格をもった一人の別の人間なんだわーと思ったことでした。