【早池峰山から出てきた世界】 | キセキを紡ぐ Rut of hope

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 【早池峰山から出てきた世界】


早池峰山というのは、まわりにある山の中でも、そこだけが地底の深い層が隆起してできた山で、そのために地表ではまれな蛇紋岩という岩石でできているそうだ。それで、他の山とは地質が違うので、ハヤチネウスユキソウなど他では生えない特殊な植物が生えている。だから早池峰山は、そこだけまったく違う時代の地層でできていると言える。


早池峰山の南には、「遠野物語」で有名な遠野があり、その西には宮沢賢治の里である花巻がある。そのことからして、早池峰山は、妖精や精霊、動物や植物とも会話するような、お伽噺の世界に繋ぐエネルギーの山なのではないかと思える。


公開ワークショップ「インナーチャイルドを解放する」の第3回では、早池峰山の麓でぶどう農家をやっている人が被験者を務めてくれたのだけれど、それで、早池峰山に皆でアクセスして、そのエネルギーを解放しようということになった。


早池峰山は、東西に長い不思議な形をしているからか、山の全景がつかめるような画像があまりない。それで、ともかく山脈が連なっているのがわかる画像を使って、そこに自分が立っているようにイメージして、地中に意識を向けるというやり方で、それぞれ何が見えるかを言ってもらった。


はっきりと封印がかかっているような重い感じではなかったのだけれど、何だかイメージがはっきりしなかった。やはり何かしらの封印がかかっているようだ。暖かい感覚、穏やかな感覚、白い蛇だか龍だかのようなイメージが出てきたけれど、どういう力なのかは、はっきりしなかった。


早池峰山は、瀬織津姫が祀られているというのだけれど、修験道で100年くらい前まで女人禁制になっていた。頂上の磐のところには社があって、何故だか剣の形をしたものが立ててある。それも何か封印になっているように思えた。


封印がかかっている場所を解くのに、一番簡単で安全な方法は、封印がかけられる前の時代にアクセスすることだ。それで今度は、封印がかけられる前の古代だか縄文時代だかの早池峰山にアクセスして、そのエネルギーを受け取ってもらった。すると今度は、はっきりしたイメージが現れた。


白い龍のように見えていたものは、実は白い光の筋でできた巨大なネットワークのようなものだった。あらゆる生命、あらゆる存在、あらゆる物質が光を発しながら、たがいに繋がりあっているコミュニケーションの網の目だ。よくドラッグ体験などで見えるという、蛍光白色の光の筋のようにも思えた。カスタネダのドン・ファン・シリーズにも、そうした光の筋のことが出てくる。目には見えないけれど、すべての存在は、こうした光の筋で繋がっていて、たがいに交流し、支え合っているのだ。


私たちが意識を向けて、いろいろな場所のエネルギーにアクセスしたり、人の意識をリーディングしたりするのも、こうしたネットワークを使っているのだろう。意識エネルギーの通信網。これは電磁波の通信網よりも遥かに密だ。このネットワークを使えば、動物や植物、岩石のような物質とも、交信することができる。野生動物などは、こうしたネットワークでたがいにコミュニケーションしているのだろうし、妖精や精霊のような存在を感知するのも、こうしたネットワークによるのだろう。これは、まさに遠野物語や宮沢賢治が表している世界だ。


最初の瞑想でも、穏やかで暖かな感覚を感じていた人が多かったけれど、こうしたネットワークで交信し合う世界では、すべての存在がともに生きている仲間だということが、理屈ではなくわかるからなのだと思う。そうした大きな調和の世界なのだ。


三次元的な意識世界で生きていると、世界はつねに争いが止まず、どちらが偉いのか、どちらが勝ったのかを、つねに決めなければならない。しかし、もっと上の次元で、すべての存在と意識エネルギーで交信する世界になると、敵も味方もないことがわかってしまう。全体としては、いつもすべては調和していて、冬が来れば草木が枯れ、春になればまた芽吹くように、破壊と再生もまた、ただ季節が巡っていくように起こっていくだけだということがわかる。だから、皆が友達で、同じ仲間なのだということが、理屈ではなく、わかるのだ。


「もののけ姫」に出てくる木霊(こだま)みたいな小さい存在が無数にいて光っているイメージや、白い龍があっちにもこっちにもたくさんいるイメージを見た人もいた。どれも、一つの大きな存在ではなくて、無数の小さな存在のイメージだった。野原にいろいろな花がたくさん咲いてきらめいているイメージだったり、きれいな水が流れるイメージだった人もいた。しかし、どれも伝えているものは同じなようだ。無数の存在の繋がりであり、そのきらめくような美しさ、生命の美しさだ。


白い光の筋のネットワークのイメージを見たときに、私は宮沢賢治の「春と修羅」の序を思い出した。その最初の部分は、まさにそうしたネットワークの中での自分の存在を表しているようだ。


わたくしといふ現象は

仮定された有機交流電燈の

ひとつの青い照明です

(あらゆる透明な幽霊の複合体)

風景やみんなといつしよに

せはしくせはしく明滅しながら

いかにもたしかにともりつづける

因果交流電燈の

ひとつの青い照明です

(ひかりはたもち その電燈は失はれ)


ーーー 宮沢賢治「春と修羅」序より


宮沢賢治は、早池峰山からまさにこの次元の意識を受け取っていたのだろう。だからこそ、宮沢賢治の物語では、人は森の動物や植物と会話して、共生しているのだ。


小さな子供は、誰でもこうした世界に生きている。だけど、こうした世界は存在しない、妄想だ、と言われて、封じ込められていく。そして、幼稚園でも学校でも、たがいに争って、どちらが優秀なのか、どちらが勝ったのか、とそうしたことばかりを追求させられていく。そうやって、多次元的な共生の世界から、三次元的な競争の世界へと引きずり降ろされていく。


ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」で「ファンタジエン」として出てくる世界は、まさにその世界だ。多次元的な領域では、すべての存在と交流できるだけではなく、無限に創造することができる。子供は誰でもそうした世界に生きていて、意識で世界を創造し続けている。だれど、その世界に遊ぶことが禁じられていき、その代わりにアニメのキャラみたいな偽物が与えられていくのだ。それによって、ファンタジエンに遊ぶ子供たちがいなくなってしまい、ファンタジエンは再生されなくなって、消えてなくなろうとしていた。それを、どうやって救うのかが、「はてしない物語」の大きなテーマだ。


今、世界で戦争が止まないのも、まさにこうした多次元的な世界が封じ込められてしまい、勝った負けたの価値観で人々が生きているからなのだ。だから、早池峰山のこのエネルギーを光の玉の中に入れて、それを8番目のチャクラの玉みたいに、世界中の人々の頭につけてみようということになった。もともと誰でも、そうしたチャクラの玉が頭の上にあって、それによって、多次元的な世界に生きていたのだ。早池峰山のエネルギーを送ることで、その力をそれぞれが思い出せばいいということだ。


自然農法で植物を育てている人は、あらゆる植物、虫や微生物、すべてが共生して大きなバランスを作り出している世界を知っている。そこでは、害虫も益虫もない。不要なものなど何もない大きな世界だ。早池峰山のエネルギーは、まさにそうした世界への入り口なのだ。そこでは、子供が無限に空想の世界を繰り広げていくように、無限に遊び、創造することができる。そしてそれこそは、大きな共生の世界の中で生きていく喜びそのものなのだ。


人々の頭に早池峰山の光の玉が乗ると、今度はその光の玉同志が、たがいに白い光の筋を発して、繋がり合い始めた。それで、世界中が白い光のネットワークで覆われていった。大きな調和と安心感が世界を覆い、人々は何だかびっくりしながら、そうした世界に生き始めていた。


ちょうど令和6年6月6日に、このセッションをやることになったのは、特別な意味があったのだろう。6とは、異界への入り口を通っていくプロセスを表す。それはまた、その日は早池峰山の麓に住む被験者を務めてくれた人の誕生日でもあった。そして、封じ込めを解かれて早池峰山から出てきた世界は、まさに6次元の世界だった。6月6日に、6次元の世界が解放されたのだ。


被験者を務めてくれた人は、見えたイメージを皆でシェアするのを聞いていて、感動のあまり泣けてしかたがなかったと言っていた。それは、子供の頃からずっと知っていたけれど、人に言うこともなく、自分の中に封じ込めてきた世界が、ようやく解放されて、そこに堂々と生きてもいいのだという感動だったのだと思う。


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画像は、

ワークショップで使った早池峰山の画像


早池峰山の蛇紋岩


ハヤチネウスユキソウ


 

  

毎週どこかで上映会⇩

 

 

 

 

 

 

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

 

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

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次回マルシェのご案内↓

チラシ作ったら差し替えます↑
 

よゆーがあれば6月16日のオーガニックマルシェ筵に委託販売頼むかも。

まだ何にも作ってないけど(;'∀')

 

え?