「何故?が次を生む」 | キセキを紡ぐ Rut of hope

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今日ようやくムクナ豆を取り出して水に浸けた。

新しく借りた農園に植えたいな。

広い場所がないと植えられないみたいだったので、うんうん考えて諦めていたところに

降ってわいた農地拡張。

 

ムクナ豆が育つ環境なら良いなぁ。

 

ちゅーことで

岡本よりたかさんのFacebookより転載させていだきます。

いつもありがとうございますか

⇩⇩⇩

 

 「何故?が次を生む」

 

正直言って、疲れてしまったのかもしれない。農作物を貨幣に換えるという行為が。

 

僕が兼業や専業として農家で暮らしていた時期は案外短くて、15年もないと思う。そんな経歴で偉そうに自然農の講師なのかと思われるかもしれないが、15年もやっていれば充分に知識は蓄積できる。

 

要は心構えである。毎日現金収入だけを考えながら、漫然と農業に勤しんでいたら、今の僕の立ち位置は無理だったかもしれない。

 

だけど、元々探究心が強く、疑問に思ったことをスルーできない性格は、僕を何度も金欠に追いやった。何故?と思うと、実験を繰り返したくなる悪い性格なのである。

 

例えば、何故虫に食われた野菜の隣は虫食いに合わないのか?この二つの個体の差はなんなのか知りたくなる。

 

種も成長スピードも世話の方法も何も変わらない。場所は僅か50センチ隣。なのにボロボロになる野菜と健康な野菜。絶対どこかに差があるはずだ。

 

調べていくうちに理解したのが、ファイトケミカルの存在と菌根菌ネットワークの存在。その二つが仲間を守ろうと助け合いをするという結論。

 

それだけではない。スの入った大根はいつの段階でスが入るのか。スが入ったことを大根はなんらかの方法で、僕に教えているのではないかと言う推測。

 

徹底的に大根を収穫しては半分に切っていくうちに、大根の中を通る二本の維管束の老化という結論に導かれる。

 

一事が万事、その調子なのだから、いつも出荷する大根や野菜が無くなる(笑)。だが、疑問が解決した時に、強い高揚感を得ることができるのである。

 

まだまだ無数にある。何故カラスノエンドウが生えていると蟻が多くなり、蟻が多くなると野菜の虫食いが減るのかという疑問が、蟻とアブラムシとハムシの連携を知る。

 

何故アオムシに食われてボロボロに消えていった畝だと、翌年はキャベツが見事に綺麗に育つのかという疑問が、アオムシのリン酸供給の力を知る。

 

何故、青枯れしたトマトをその場に埋め込むと、翌年は青枯れが起きなくなるのかという疑問が、自家採種による胚芽記憶の神秘を知る。

 

つまり、何故?という疑問が僕の次の人生を生んでくれたのである。

 

だからいつも一人で畑に向かっていた。仲間と縁を切ってでも、一人で畑に勤しんだ。何故なら仲間を道連れにするわけにはいかないからだ。

 

しかしこれではいけない。これは僕の使命であって、多くの人が真似をしてはいけないことでもある。人には役割があるからだ。

 

そこで僕は、経験を共有することにした。知恵と知識と経験を共有することが、僕に求められている次の使命ではないかと感じたからだ。

 

しつこいようだが、今回「おひとり農業」という本を書き上げた。このタイトルから色々な誤解が生じることは百も承知である。

 

だから、あえて説明しておくことにする。

 

大切なことは、他人軸ではなく自分軸で動きながら生きていくこと。そして各々が得た知識と知恵と経験をもとに、お互いに助け合い、励まし合い、共有し合う、それが「おひとり農業」の真髄である。

 

※岡本よりたか著 新刊本「おひとり農業 」

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表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

 

 

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え?