【米軍が撤退していく】 | キセキを紡ぐ Rut of hope

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 【米軍が撤退していく】

パレスチナの戦争では、イスラエルによるジェノサイドが一方的に続いていくようで、一体どうして誰も助けにこないのかと思っていた。当初イランは、イスラエル軍がガザに侵攻したら、軍事介入すると宣言していたけれど、その後、イランが攻撃されないかぎりは軍事介入は行わないという風に方針を変えた。それは、パレスチナのハマスの方から、迎え撃つ態勢ができているからと断ったということだった。しかし、あれからガザでの虐殺はどんどん進んでいった。

そうした状況の中で、数日前にイラン軍がイラクとシリアにある軍事拠点を爆撃したのだ。このことは、ついにイランが軍事介入してくれたという感動と同時に、実はガザ以外のところで攻防が展開されていたということを示してもした。

ISから国を守るという名目で、イラクやシリアにはいくつもの米軍基地があったのだ。しかし、このISというのも、実は裏でアメリカが資金を出して武装させているテロリスト組織で、要するに米軍基地を置くための口実にすぎなかった。だから、何年経っても、ISは排除されず、米軍は駐留し続けていた。これが、アラブ諸国を支配するための拠点になっていたわけなのだ。

ところで、ガザでの戦闘が始まった昨年10月初めから、このイラクとシリアの米軍基地が、毎日のように攻撃を受けていた。攻撃していたのは、フーシやヒズボラのような軍事組織だったようなのだけれど、彼らはパレスチナへの攻撃の拠点になっているのが、実はイスラエルというよりもイラクやシリアにある米軍基地だということを知っていたのだ。彼らはガザでの戦闘には介入していなかったけれど、他のところで軍事拠点を攻撃し続けていた。

毎日攻撃を受けていたイラク駐留の米軍は、報復のためなのか、バグダッドのイラク軍の車を爆撃した。それに怒ったイラク首相は、米軍に撤退を要請した。もともとイラクの防衛のためにということで駐留していたわけなので、米軍基地があることで逆に国の安全が失われるということになって、とっとと出ていってくれということになったらしい。

先日、イランがミサイル攻撃したのは、シリアにあるクルドやウイグルのテロリストの拠点だということだったけれど、その組織はイスラエルの諜報機関モサドや米軍とも関係が深いということだったから、つまりは米軍が資金を与えて組織している傭兵集団のようなものなのだろう。そのことと関係があるのかないのか、シリアのトルコ国境に近いところにある米軍基地に駐留している300人ほどの米兵を避難させることになったそうだ。その軍事基地も、これまでに再三攻撃されていたらしいし、イラクの米軍基地が撤退するとなると、供給網が断たれてしまうことにもなるらしい。

軍隊を避難させるとは、妙な言い方だ。安全を守るために存在しているのが軍隊なのだから、軍隊が避難するなら、それは撤退、敗退というものだ。しかしこれを「避難させる」と言っているところに、どうしようもなく敗退している状況を隠そうとしているのが、透けて見えるようだ。

今、イラクに駐留している米軍が2500人ほどで、シリアには数百人の米兵がいるということだから、これでイラクとシリアから米軍が撤退したら、もうほとんど残っていないことになるのかもしれない。ガザで戦闘が始まったとき、アメリカ政府はイスラエル支援のためにと、航空母艦2機を地中海に移した。しかし、この航空母艦も1月1日にこっそりと撤退したそうだ。それというのも、この航空母艦は、紅海を英米の戦艦が通ってくるのを護衛するためのものだったのだけれど、イエメンのフーシが紅海の入り口のところで英米の戦艦を攻撃しまくっていて、航空母艦が何の役にも立たなかったというのだ。

そして、こうしたことが起こっていたときに、アメリカ国防長官のロイド・オースティンは、一週間も行方不明になっていて、現大統領のジョー・バイデンも、休暇中でいなかったそうだ。大統領も国防長官も、もともと軍事産業資本の言うなりに動いているだけで、いようがいまいが実は関係がないのかもしれない。ロイド・オースティンは、前立腺がんの手術で入院していたという話だけれど、実はキエフでロシア軍のミサイル攻撃に遭って亡くなったのだという説もある。国防長官や大統領が手術などで意識がない状態になる場合は、事前に代理を立てるのが原則だから、それをしていなかったところは、入院というのがあとで作った話だということを示しているようにも思える。

イランがミサイル攻撃してきたことで、米軍は撤退する方向に動いているらしい。イランが出てきたら、NATO軍には勝ち目がないということは、アメリカの軍事専門家のスコット・リッターも最初から言っていた。アメリカの最高の武器だというハイマース・ミサイルやパトリオット・システムも、ウクライナの戦闘で容易にロシア軍に迎撃されてしまったけれど、イランはそれ以上の精度を持つミサイルやドローンの技術を持っている。何しろ1230キロ先のシリアの拠点にミサイルを命中させたというのだから。

昨年のニジェールのクーデターでも、米軍は動かなかったし、フランス軍も暫定政権の要請ですべての軍を撤退させてしまった。このことは、もはや西側諸国は、アフリカを軍事的に支配することはできないということを示している。ソ連崩壊後のアフリカ、アラブでは、アメリカ政府の言うなりにならない国は、NATO軍に絨毯爆撃されるようなことになっていた。そうやってイラクもシリアもリビアも、国をボロボロにされていた。しかし、その支配力は、もうアメリカにはないようだ。

2022年2月に、ロシアがウクライナの内戦に軍事介入を始めてから、4月頃にはラブロフ外相が、世界の一極支配は崩壊して、もう戻っては来ない、と言っていた。あれはまさにこのことを言っていたらしい。あのとき、サウジアラビアがアメリカ政府の要請に従って、石油産出量を増やさず、そればかりか、中国元での石油取引を始めた。これによって、米ドルの支配構造が崩れ、ロシアに経済封鎖をかければかけるほど、ロシアは経済的に繁栄し、かけている方の国が貧しくなるという構造ができあがってしまった。

昨年には、中国の仲介でサウジアラビアとイランが国交を回復してしまい、もはやイランに圧力をかけるのに、サウジアラビアを使うことができなくなった。実際、パレスチナで戦闘が始まってから、アメリカのブリンケン外相がサウジアラビアを訪れても、一晩も待ちぼうけを喰わされたあげく、すげない対応しかなかったのだ。今、中東でも米軍が撤退するしかない状況だということは、2022年春にラブロフ外相が言っていたことが、次々と現実化していっていることを、示しているようだ。

それにしても、イランが今、軍事的にこれだけの力を持っているのは、実のところ、アメリカの前大統領トランプが就任していたときに、イランとの核合意を破棄して、経済制裁をかけたからなのだ。それは、イランが核合意を破って核兵器を開発をしていたとかいう理由でだったのだけれど、あれもあるいは言いがかりだったのかもしれない。トランプはイランに対して不当なことをしているとして、ずいぶん批判もされていた。

しかし、アメリカが厳しい経済制裁をかけるということは、アメリカ資本が入り込めなくなり、政権を腐敗させることができなくなるということを意味してもいる。そして、核合意が破棄されたことによって、イランはいくらでも軍事開発をすることができるようになったのだ。

そして今、イランがアメリカの軍事力の最大の敵になり、そのためにアラブから米軍を撤退させるしかない状況になっているのを見ると、トランプはそこまで先を読んで、イランとの核合意を破棄したのじゃないかと思える。トランプの目的は「アメリカ優先」で、つまりアメリカを軍事資本の支配から解放して、税金を国民のために使えるようにすることなのだ。そしてそのためには、アメリカの軍事資本の一極支配の構造を壊すしかなかった。トランプが就任中に、厳しい経済制裁をかけた国は、ロシア、中国、イランの3ヶ国で、まさにこの3ヶ国が、今アメリカの一極支配を壊す力になっている。

第二次世界大戦後の戦争が、ほとんどすべてアメリカ政府が絡んで起こっていることを考えるならば、世界中から米軍が撤退していくということは、つまり本当に戦争がない世界がやってくるということを意味している。これまで私たちは、世の中には戦争があるのが当たり前で、それが現実なのだと思い込んでいたくらいだけれど、実はそれも、軍事産業資本がそのように思わせていただけのことだった。

10月にマヤ暦の260日の新年が始まったとき、この260日は世界から戦争が消える260日になるだろうと降りてきた。そのときは、そんなことも夢物語のようにも思えたけれど、どうも今、そのプロセスが現実に起こっていっているようだ。この260日は、7月7日に終わるのだけれど、その頃にはきっと、世界がこんなに変わるとは思っていなかった、と言っているのじゃないかという気がする。

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画像は、1月18日の富士山



転載ここまで、、、


関係ないけど癒し動画⇩⇩


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枇杷が美味しくて食べ過ぎてるのに、
枇杷の皮を挟んで逃げるぴよ



 

 

 

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