今住んでいる所は、まあまあ地元意識が強いとこで、
30年経ってもよそから来た人と認識されている。
そこで生まれて育ってそのまま住んで3代経ったら、
やっとこ地元民らしい。
と言う話を以前赴任してきた新聞記者の方に聞いた。
ずっと、よそもんには住みにくいとこだなーって思ってた。
どうせよそもんだと思っていた。
隣近所はよそもんばかりだったので、そこは上手くいっていたけどね。
今思い出すと、こっちの方が真っ黒い色眼鏡かけて見ていたんだなー(;´∀`)
そんなことも必然なんだろうけどね。
ちゅーことで、
岡本よりたかさんのFacebookより転載させていただきます。
いつもありがとうございます。
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「相手を知る」
日本には差別はない。だが、区別はされる。
とあるTweetを読んで思い出した出来事。
その地を生まれ故郷とする地元民と移住者とは区別される。
全ての地域でとは言わないが、そう言う地域があるのは事実。
今から20年近く前のことだが、とある人の集まるイベントで、出店者募集していた。
野菜が売れない僕はチャンスと出店希望したが、場所がトイレの横の死角(笑)。
全く人が来ないので、空いてる目立つ場所への移動をお願いしたのだけど、その断り方にカチンときた。
「あそこは佐々木(仮名)さんの場所。どこの誰だか分からん奴が出せる場所じゃない。」
僕だって水路掃除も地域の草刈りも出ているし、会合にも出て、自己紹介と意気込みは話している。それをどこの誰が分からない奴とは…。
しかも、その佐々木さんは店を出していない。
まぁ、個人の問題なのかもしれないが、地域に来て5年目、流石に愕然とした。
それから暫くして、地域の草刈りに出かけた時のこと。
区別された僕は地域の人との挨拶を避けた。腹が立っていたので、目も合わせたくなかった。
休憩時間も、地域の人と離れて寝転んでいたのだけど、そこにあの時イベントに出店していなかった佐々木さんがやってきて僕の横に座った。
彼はアンパンと牛乳を差し出して、僕にこう言った。
「この前はすまんかったな。あの日の2日前に嫁さんが亡くなってな、葬式やってたもんで…。」
「それでイベントに来られなかったんですね。」
「毎年、欠かさず出店してて、いつも嫁さんが店番しとたんやけど………。俺が店出せんのを知っとって、みんなあの場所を空けておいてくれた。」
そう言われてハッと気づいた。あの佐々木さんのテーブルに写真が一枚飾ってあった。
「葬式の日はまだ魂は近くにいる。だから、出店の準備をしてた嫁さんが、自分が死んだことに気づかず、魂だけ店番してるかもしれんとか言ってな(笑)」
佐々木さんは、カバンからトマトソースの入った瓶を1本取り出し、僕に渡した。
「嫁さんが出そうとしてたトマソース、上手いぞ、食べてみ。」
僕は、地域の事情など何も知らなかった。佐々木さんの奥さんが亡くなったことも知らない。
でも、いくらでも知りようがあった。家のポストには葬儀の案内が入っていたし、家の前も通っていた。おそらく鯨幕(くじらまく)も掛けてあったはずである。
僕は地域のことなど知ろうとしていなかった。区別を作ったのは普段の僕の行いが原因だったのである。
結局、その後も僕は地域には馴染めなかったが、その時の思いがずっと心に残っている。
そして今、郡上市に移住し、地域の人と何ができるかと常に考えている。
全ての人間は定住の地を求めて常に移動してきた。人間には移住を求める遺伝子があると、僕は思っている。
移住をすると地域に馴染むのが大変な時もあるだろう。
だが、自分を知ってもらうためには、まずは相手を知らなくてはいけないのである。
さて、今日は閉店。おやすみなさい。
転載ここまで、、、
告知です。
新規出店者がバンバン増えて嬉しい悲鳴。
あの狭い空間にミチミチにお店づくりが並びます。
😸😸😸
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近くの方も他県の方も遊びに来て下さいねー