国際(ICJ)法廷で全面敗訴より日本の調査捕鯨取りやめでわかる外務官僚の無能さ | はちまんMatsuiコラム

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一級建築士・一級瓦葺き技能士・宅建士・歴史研究 松井秀夫

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南極海での調査捕鯨、今年度取りやめ 水産庁

(記事↑をご覧ください)

日本の南極海での調査捕鯨取りやめが国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)に差し止めを求めた裁判での日本側の敗訴によってきめらましたが、

内容はともかく、中国から言われなき倍賞責任訴訟を持ち出されたり、慰安婦問題でも押されっ放しの状況の中で、国際法を守っていない、という理由で全面敗訴、すごすごと帰ってきて、結局日本は判決を受け入れ南極海での調査捕鯨取りやめが決められたというのは、外交のみならず政治的にも大きなダメージを日本が被ってしまったという事になってきます


また環境テロリストのレッテルがはられるシー・シェパードの妨害行為も日本敗訴は正しいという感じに受け取られかねない事態になる事でもあります

ですから、この調査捕鯨の敗訴に失望に対し安倍総理大臣は事務方を叱責いたという報道がありましたが当然ではないでしょうか。


安倍総理「事務方を叱責した」調査捕鯨の敗訴で失望
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000024385.html

安倍総理大臣は、調査捕鯨の敗訴に失望し、事務方を叱責しました。

 安倍総理大臣:「(国際司法裁判に臨むにあたり)態勢は万全を期していたはずだが、こういう結果になったことに対し、事務方を厳しく叱責した」
 自民党の捕鯨議員連盟は、国際司法裁判所が南極海での調査捕鯨を条約違反だと認定したことに対し、条約からの脱退も視野に入れるべきという決議文を安倍総理に手渡しました。これに対し、安倍総理は「判決は大変残念で、深く失望している」としました。安倍総理は今後、判決を精査した上で対応していく方針です。

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転載は以上です


この安倍首相の叱責に関しては、元外交官であった天木直人氏が安倍首相の叱責を叱責するという記事を出しておられます


調査捕鯨の敗訴で外務官僚を叱責する安倍首相の大人気の無さと叱られる外務官僚の無能さ
http://blogos.com/article/83691/

日本の調査捕鯨訴訟が敗訴に終わった事を帰国後安倍首相に報告した鶴岡公二日本側代理人が、報告直後に官邸で記者に聞かれ、安倍首相から厳しく叱責されましたと発言した。
これをたまたま見た私は驚いた。そして思った。

普通なら首相たるもの「残念だったがご苦労様」とねぎらうべきところだ

それを厳しく叱責した安倍首相は指導者失格の度量の小さい男だ。

それにしても叱責されたことをわざわざ記者団に話すところを見るとよほど鶴岡氏は頭にきたのだろう、と。


ところがきょう4月3日の朝日新聞「時時刻刻」という特集記事を読んで少しばかり見方を変えた。

そこには外務省の石井正文国際法局長の次のような言葉が引用されている。


「本当にわからなかった。裁判はふたをあけてみないとわからない」

これはきのう4月2日に自民党本部で開かれた捕鯨議連の総会で追及された時の石井局長の釈明の言葉である。


そしてその朝日の記事は次のように内情を書いている。

「・・・『日本として最良のチーム』(外務省幹部)という万全の態勢で裁判に臨んできたはずだった。

代表団には著名な国際法学者のほか英、仏などの法律顧問も参加した。同じ捕鯨国のノルウェーなどから科学者も加えた『最強』の布陣のはずだった。

最低でも数千万円単位の弁護報酬を支払い、世界的権威の弁護士を雇った。完敗はあり得ないとなめていた』(政府関係者)と打ち明ける・・・」


これが事実なら安倍首相が怒るのもあたりまえだ。

約束が違うじゃないかということだ

それにしてもこれが事実なら改めて外務省の無能ぶりにあきれ果てる。

本気で勝てると思っていたのだ。

そして無駄な税金をつかった外務官僚に腹が立つ。

悪いのは外務官僚だ。

しかしそんな外務官僚を信用して勝てると思っていた安倍首相は、やはり首相失格である(了)
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転載は以上です


「敵を知り己を知らば百戦危うからず」という言葉からすれば、万全と言うのはなにをさして万全というのでしょうか、今回の判決に関しては反捕鯨団体でも予測していなかったという敗訴なのです


つまり反捕鯨団体の判決予測としては国際捕鯨委員会(IWC)への差し戻しという判決を予想していたと言われていますから、JARPA2の差し止めに反捕鯨国も驚いたのではないかと言われています


この様な反捕鯨側への大勝利をもたらしておきながら、万全で臨んだとはよくも言えますね、という事なのです。


しかし元外交官の天木氏の発言内容から、アマアマの外務省体質が感じられるではありませんか、まず


首相たるもの「残念だったがご苦労様」とねぎらうべきところだ


この様な事を思われた点は、これまでの官僚たちも、失敗しても報告してすみませんと言えばそれで済むもんだ、という体質ができている事を伺わせてくれます


また、外務官僚が悪い、としながらも安倍さんも悪い、という言い方で終わることで、そこに焦点が集まる様にされています。


しかし選挙など関係ない外務官僚と選挙で選ばれて来た総理と同じ扱いはおかしいでしょう、


首相の叱責は出来の悪い官僚に対し、国民になり変って叱責しているわけです、中国や韓国との間で領土問題や歴史問題を抱える日本外交には大きな痛手になる以上、安倍首相の憤りなるものは憤懣やるかたない、といったところではないでしょうか


大体、外務省に命じて人選をし、彼らが良いと言う人を選んで乗り込んで行っているわけですから、

そして無駄な税金をつかった外務官僚に腹が立つ。

悪いのは外務官僚だ。

と言われていますが、その方向を首相に変えるという事は元官僚だなあ、と思わざるを得ないわけです


つまり、選挙で安倍首相は選ばれているわけですから、安倍首相が失格や、と言う事は、それを選んだ国民も失格や、と言う事になってくるからです。


官僚は国民の付託無しで出来るわけですから、選挙が無い分、官僚たちの職務の可視化透明性を国民は求めるべきではないでしょうか


そして、この様な国の体たらくな状態を国民に披歴して、これではダメだ、と本当に国のためにやるんだという、気概の人が、官僚になれるように政治システムを変えてくべきではないか、そんな事を言われている敗訴ではないかと申し上げたいわけなのです




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