尖閣 迫る中国船に乗員悲鳴 八重山日報記者 漁船に同乗 包囲され…6時間
(まずは記事↑をご覧ください)
八重山日報記者が尖閣海域で中国漁船に取材中包囲された6時間の体験を記事にされていますが、
この記事での注目はやはり最後の2行で「日本の領海内で八重山の漁船が中国公船に包囲される。海上保安庁に何とか守ってもらい、漁をする。日本の、この悲しい現実は何なのか。何が日本をここまで無力にしたのか。」
この言葉の中に、これまでの日本政府や外務省が尖閣に対しての日本としての確固たるスタンスを構築してこなかった事の憤りが表現されていると言わざるを得ないわけです。
もっと詳しい内容がZAKZAKさんから出ていますのでご覧ください
【守れ!国境の島】取材中に中国船に追い回された 尖閣実効支配先送りにしたツケ(5)
http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/9afc645dfdfba2ca88a22195b53af9c3
「中国公船がこちらに近づいています」
13日正午ごろ、私(=仲新城)たちが乗り込んだ漁船「高洲丸(こうしゅうまる)」に、ゴムボートで近づいてきた海上保安庁職員が告げた。
尖閣諸島・南小島の東南約2キロ。絶好の晴天だ。高洲丸は釣りをするため、一晩かけて石垣島から約170キロの距離を越えてきた。漁は好調だったのだが、中国公船は高洲丸の動きを察知し、“取り締まり”にやってきた。
1時間ほどして視界に入ってきたのは中国海洋監視船「海監66」と「海監50」「海監15」の3隻。いずれも領海侵犯の現行犯だ。気がつくと、南小島を背にした高洲丸は、中国公船に前、右、左の3方向から包囲されていた。高洲丸への接近を阻止しようとする海保の巡視船9隻と、中国公船のもみ合いが始まった。
攻防は6時間ほど。夕闇が迫ると、いつしか中国公船は包囲を解いて領海外へ去っていった。
尖閣海域で、漁業者が安心安全に操業する環境は失われていることは以前にも指摘した通りだ。しかし、わが物顔で日本領海に出入りする中国公船を肉眼で確認したのは初めてだった。無法地帯と化した尖閣周辺の現状を改めて痛感した。
特筆すべきは海保職員らの奮闘だ。高洲丸に乗船した仲間均市議(63)は「海保は一晩中、われわれを警護してくれた。午前3時ごろに目が覚めると、すぐそばにゴムボートがいた。職員の赤い顔を見ると、寝ていないことが分かる」と感嘆した。領海と漁業者を守るため海保は、不眠不休で任務を遂行している。
ただ、この状況では普通の漁業者は尖閣海域で漁をしたいとは思わないだろう。
尖閣で漁をするには、ただでさえ高い燃料費がかかり、悪天候で漁ができないと丸損だ。漁業者が尖閣に「避難港」の整備を求めていたのは、そのためだったのだが、日本政府は中国の反発を恐れ、日中国交正常化後40年もの間、実効支配の強化策を怠ってきた。
その間に、中国は日本を凌駕せんばかりの経済力、軍事力をつけ、今まさに、本腰を入れて尖閣を取りに来ている。もはや尖閣で施設整備ができる状況ではない。政府が、そして国民が、この問題を先送りしてきたツケというほかない。
危機にさらされている尖閣をどう守っていくのか。安倍晋三首相が再登板し、憲法をはじめ、国のかたちを問い直すうねりが始まった今こそ、論議の好機だろう。国境の島から、日本の将来が見えてくると思うのだ。
*仲新城誠(なかあらしろ・まこと)
1973年、沖縄県石垣市生まれ。琉球大学卒業後、99年に石垣島を拠点にする地方紙「八重山日報社」に入社。2010年、同社編集長に就任。同県の大手メディアが、イデオロギー色の強い報道を続けるなか、現場主義の中立的な取材・報道を心がけている。著書に「国境の島の『反日』教科書キャンペーン」(産経新聞出版)など。
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転載は以上です
この様な緊迫した現場の状態はいくらでもテレビで紹介し日本国民に知らせる事は可能ではと思うのに、全くしらされていないですね
記者の仲新城誠(なかあらしろ・まこと)氏は沖縄県石垣市生まれ、今まで漁をしてきた海が我が物顔の中国船の領海侵犯で緊張の海域になってしまった事にこれまでの中国への日本政府の対応に憤りを表されています
確かに自民党は長く政権を担当してきたわけですが、最近その中にも親中派の議員がいた事が出て来ています
所謂、日本国を他国に売る様な事を平然とする国会議員がいるわけです、当然外務官僚にもその目を向けなければなりません
海上保安庁の船が割って入ってくれていますが、そこで言われているのが現場で頑張って下さる海上保安庁の方々のご苦労にほかなりません。
もっと早くに尖閣に船たまりを作っておけば、と思います、やはりここまで来ますと中々大きな抵抗を覚悟しないと船たまりの構築だけでも難し事になってしまいます
この現場からの緊張感ある本当の声を日本政府も国民ももっと大事に聞く事が必要ではないか、そしてこの現場の声を加えて沖縄に手を伸ばして来ている中国への対応策を策定し実行して行く事を願わずにはいられません
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