福島第一原発・「非常用復水器」すぐ稼働なら炉心溶融なかった | はちまんMatsuiコラム

はちまんMatsuiコラム

一級建築士・一級瓦葺き技能士・宅建士・歴史研究 松井秀夫

ID:yqy414

1級建築士松井秀夫の 

  ブログで言うDay


福島第一原発・「非常用復水器」すぐ稼働なら炉心溶融なかった

滋賀県近江八幡市などの中古・古民家リフォーム                   一級建築士・松井秀夫
動画福島第一原発の180日 c
http://www.youtube.com/watch?v=j5EV0Tjbik8&feature=rela


電気が無くなったら原発は破壊される!は間違いだ


多くの日本国民のみならず原発事故による放射能の


汚染に苦しむ人々の不安は3.11の震災から半年以上


経った今も、全く解消されません

滋賀県近江八幡市などの中古・古民家リフォーム                   一級建築士・松井秀夫


しかし、原子力安全基盤機構(JNES)からの「非常用


復水器(IC)」が津波から45分以内に稼働していれば、


炉心溶融に至らなかった」という一つの対応策があった


事実の発見はこれまでの原発事故の原因に対して私は


間違ったところがあった事を教えて頂きました



滋賀県近江八幡市などの中古・古民家リフォーム                   一級建築士・松井秀夫

どこが間違っていたかと言いますと


電気が無くなったら原発は破壊される


という考え方です


これは間違っていました


電気・つまり冷却する為の電源装置が壊滅状態になって


いても、原子炉を冷却する事は可能である、という事です


滋賀県近江八幡市などの中古・古民家リフォーム                   一級建築士・松井秀夫
25分ほどの動画ですが、以下の記事が出される以前に


もうすでにこの事は言われていた事が、この動画で確認


できると共に、記事の内容は不十分である事もお分かり


頂けるのではないかと思います




「非常用復水器」すぐ稼働なら炉心溶融なかった 原子力安全基盤機構調査
2011.12.9
 原子力安全基盤機構(JNES)は9日、東京電力福島第1原発1号機で、非常時に原子炉の圧力を下げて冷却する「非常用復水器(IC)」が津波から45分以内に稼働していれば、炉心溶融に至らなかったとする解析結果を公表した。


滋賀県近江八幡市などの中古・古民家リフォーム                   一級建築士・松井秀夫


 ICは今回の事故でも地震直後に自動起動したが、10分後に原子炉温度が急激に下がり、運転員が手動停止。


滋賀県近江八幡市などの中古・古民家リフォーム                   一級建築士・松井秀夫

再起動させたのは津波から約3時間後の3月11日午後6時18分だった。この時点で、すでに燃料は溶融し始めていた可能性が指摘されている。



滋賀県近江八幡市などの中古・古民家リフォーム                   一級建築士・松井秀夫

 JNESは津波襲来から約45分後の同日午後4時15分にICを再稼働させたと仮定したシミュレーションを実施。その結果、原子炉の水位は維持され、燃料の溶融が防げたという。


滋賀県近江八幡市などの中古・古民家リフォーム                   一級建築士・松井秀夫


 ICは電源を失った際に唯一稼働可能な冷却装置で、今回の事故でも稼働状況が適正だったかが、事故検証における重要な争点の一つとなっている。


 再起動が遅れたことについて、東電は保安院に対し「津波直後の数時間はプラント全体の状況把握に取り組むのが精いっぱいで、ICに集中して対応できる状況ではなかった」と説明している。


(記事転載)


滋賀県近江八幡市などの中古・古民家リフォーム                   一級建築士・松井秀夫


記事の最後にあります、東電のプラント全体の状況


把握に取り組むのが精いっぱいで、ICに集中して対応


できる状況ではなかった」


と言ってる事は、自分達にはこの様な危険な燃料を


使っている自覚と、普段からの事故対応をキチンと


やって来ていませんでした


言っているわけです。



滋賀県近江八幡市などの中古・古民家リフォーム                   一級建築士・松井秀夫

写真のテロップにもあります様に現場作業への


的確な指示がなされていない事です、


滋賀県近江八幡市などの中古・古民家リフォーム                   一級建築士・松井秀夫

この様な大きな事故にならない様に出来たわけです


から、チームFの角南さんが言われてます様に、


「この様な判断がスグできる組織で無いといけない」

と言われている事が、次のとるべき危機体制作りの

要諦になってくるわけです



ただ、今回の事故から感じます事は、過って日本が


日米海戦をしてミッドウエーなどで大敗を期したわけ


ですが、当時の軍や政府のミスにも同じ様なところが


ある事に気付きます。



それは、現場を知るものでなく、最高学府を出た所謂


エリートが指揮をする様になった事で、日本の歴史では


特に日露戦争以後になりますと、現場知らず(体験不足)


指揮系統になって行っております。



日露戦争以後の日本軍の指揮のまずさには、歴史を


検証すればするほど出てきます。



ミッドウエーでも、レイテの海戦でも、指揮官は軍人


なのか、軍服を着た官吏(官僚・校長先生)なのか


と思われる様な現場から見れば、不可思議な指示を


だして戦果よりも多くの犠牲を出しています。


特に東大(東京大学)偏重には注目すべきと思います



そう言えば東電の会長さんは東大出の方です・・・。


この様に、原因から遡りますと、福島の原発事故も


その原因の遠因を考えます時に、教育体制の問題


がある事にもその観点が必要なわけです。


そして戦争以前からその遠因はあるという事を考え


ますと、原発事故の根の深さに明治以後の日本の


政策事態を見る必要がある事と、アメリカの1%の


影響は、ペリー来航以前から始まっていたのでは


という意識も必要になってくる事を私は強調したい


わけなのです。