未来の子供たちのために | はちまんMatsuiコラム

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一級建築士・一級瓦葺き技能士・宅建士・歴史研究 松井秀夫

ID:yqy414

未来の子供たちのために


滋賀県 近江八幡市 東近江市 安土町 マツイホウム 一級建築士日記-kominnka 古民家ネットより)

「未来の子供たちのために」こんな思いが

何やら薄くなって来ていますねビックリマーク


「民家の甲子園」という高校生の


地元の文化を写そうというコンテストに賛同するのも


次の世代の為に・・・叫び


という言葉を、現実にして行きたいという


願いがあるからです。ラブラブ


環境異変が色んな形で、私たちの心のどこかに


将来への希望を持つ事


何やら積極的になれない力になっていますむっ


それは、人の力ではどうにもできない事だという


メッセージが込められているからに他なりません


これ以上の、環境の悪化を招く経済活動や


ライフスタイルの見直しと


新しい循環型の社会の構築が求められています


温暖化対策や環境問題などを目


地球規模で考える様になってきた現在こそ


日本人の「もったいない」の精神を


活かし普及させたいと考えます


昨日も銀行員の方が来られた時に


木材や瓦の再活用について


お話していました・・・


すると、以前、土山方面に勤務されていた時


立派な茅葺きの家が、街道沿いにあったそうです


何時も、そこを訪れるとおばあさんが


この家は、日野の豪商の家で


使われていた梁や桁で出来ている事を


誇らしげに語っておられたそうです。


ですから、これは、良い木ならば


100年くらいから最も強度が良くなる木の


性質を知っている人達の


価値あるやり方であった分けですが


木の持つ特性や価値を知らないモノからすれば


古い木を使って(お金が無かったから)


建てたんだ、という感覚で聞いています


こんな感覚ですから、日本から


価値が、ドンドン無くなっていく分けです


先の銀行員の方が素晴らしいと思われた


その家は、もうありません


ただ潰された事に残念という


虚しい現状を話して下さいましたが


特に戦前に作られた家の木は


イイものが使われています


それが何の策もなく知恵もなく


再利用でき価値ある材料として


流通できるのに


無造作にゴミとして処分


されてしまっています


市場を作って、世界にも流通する様に


して行けば、お金にもなりますし


ゴミは再利用で少なくなりますし


木に含まれてます二酸化炭素も


そのままですし大事に使って来られた


施主の気持も報われます


こんな事を、戦前の日本人はやって来たのです


これからのライフスタイルのお手本


過去の日本人のライフスタイルの中に


表現されているのです。ニコニコ