人が住む住いづくりこんな原点が失われている | はちまんMatsuiコラム

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一級建築士・一級瓦葺き技能士・宅建士・歴史研究 松井秀夫

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松井秀夫のブログデセミナー

人が住む住いづくり

こんな原点が失われている


以前のブログでもお話させて頂きましたように、地球温暖化が進んでいます。


世界中で省エネルギーが叫ばれています。


ですから、省エネルギーの住まい作りでは、気密性と断熱性の向上というのは必要な事なのです。


しかし、緊密性を高める事は、室内の空気環境を悪くしない配慮が同時に求められます


ですから、アレルギーの原因と言われてますカビやホルムアルデヒドなどの化学物質を発生させるものを


内装には使わないのが省エネ気密性の向上には、当然の事なのです。


住いは機械が住むのではありません、人が住むのですから、


人の体の事を考えた構造物でないと家とは言えません。


人の健康に関係する事は、もしかすると人の一生にも関わる事だからです。


特に、家というのは人体の事を考えて作られるものである、という事を


私が強く意識するようになりましたのはドイツの建築家の家に対する考えを知ったからでした。


そのドイツの建築家は、人の住む家を作るには建築家も医学を学んでないといけない!


と強く主張している事が、大変に印象的でした。


家の設計を考えます時に、構造耐力とか耐震性能とか、数字を多く達成する為に頭を捻る事がおもきになりがちです。


でも確かによく考えてみれば、家具の為にあるわけでもありませんし、テレビやパソコンの為にあるのでもありません。


人が暮らすためにあるのです、


ですから、本来は「人」を知らないといけない訳で


人を知らずして、人が暮らす「箱」または「構造物」を作るという事は


人をモノとして考えているとチョトきつい言い方かもしれませんが


言えるのではないでしょうか


私は、この考え方に強く共感したものです


それで、当店名はマツイホウムとなってますが


なぜ、ホームではなくてホウムなのかと申しますと


「家」はハウスです、そしてそこに住むのは家族」でホームです。



家族+家=+ハス=ホウム



という考えです。



「人が住む家づくり」


我良しの風潮があるためか、こんな原点が失われている事が、

人が健康を害するようなモノでも、平気で食品や建材でも使われるとう事が



将来を託す子供達に、将来への希望や夢を奪い


目に見えない不安と負担の現実を提供しているとも



言えるのではないでしょうか。



家は木を組み合わせた、鉄を溶接して組建てた、箱ではないのです



人が生活し、将来の希望や夢をはぐくみ育てる空間なのであるという、当然の事を



再確認していかないと、悪くてもそれを悪く感じない、



不幸の連鎖を断ち切れない状況が続くのではないかと思います。


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ではまた明日