地震の時建物もなかに住む人も被害に会わない住宅 | はちまんMatsuiコラム

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一級建築士・一級瓦葺き技能士・宅建士・歴史研究 松井秀夫

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地震の時 !

建物も中に住む人も

被害に会わない住宅

つづきです前回をご存じでない方は↓のURLをクリック

http://ameblo.jp/matsui0816/entry-10194164365.html


阪神大震災の時の様な地震が来ても建物もなかに住む人も被害に会わない住宅は「可能」なんだという事をお伝えしてみたいと思います。



そのやり方は基本的にはいたって簡単な事なんです。



つまり地面が大きく振動する、その揺れが建物に伝わるから、ゆさゆさと揺らされて、倒壊する建物も出てくるわけです。



ですから、建物が地面についていなければ良いんです。



いわゆる、浮かんだ状態であれば良いわけです。



しかし、そうしますと、風でどこに飛ばされるか分りませんから、飛ばない工夫が要ります。



要は、地面にくっついてない内容で、飛ばされたりしない様に、地面に固定されていれば良い・・・ということになります。



そして、その状況を作るやり方をやった建物は、先の阪神大震災や新潟沖の地震などでも、損傷や内部の損害もないくらいな状態であったわけです。



このやり方についてお話します。



ただ、この話を進めますにあっては、どうしても先に最低限ご理解頂く事があります。



それは、巷でもよくお聞きになると思いますが、この3つの用語です。



「耐震」 「制振」 「免振」 



耐震はよくお聞きになっていると思いますが、これらは皆、地震対策の建築の方法についてのやり方・工法の総称です。


では、これらはどこがどう違うのか!につきまして、そのポイントを申し上げます。


基本になる事ですので、その違いをよくご理解いただきたいと思います。


「耐震」 「制振」 「免振」 はどこがどう違うのか、


それは基礎が全く違っている事です。


「耐震」構造 「制振」構造 では基礎にがっちりと固定します。


つまり地面の振動をがっちり建物で受け止めようと言うものです。


「免振」構造 では基礎と建物、または地面と基礎をがっちりと固定しません。


これは、地面の振動を建物に伝わらない様にしようというものです。


ここが全く違う点です。



実は「耐震」 「制振」 「免振」 の場合、


「耐震」 「制振」 は基礎に固定すると言う事では基本的に同じなのですが


「免振」は、全く違うのです。


耐震・制振では、地震の揺れが家に伝わりますので、その揺れによる破壊を少なくするために上部を軽くする配慮が必要です。


ところが免振の場合は、基礎と建物、基礎と地面の間に免振装置という、揺れを伝え難くする装置を入れますが、その装置が働きやすくするには

上部にある程度の重さが必要になってくるのです。


つまり、地震の被害に対しての工法という事なのですが、その特徴から言えば、全く逆の性格を持っていると言えましょう。


ここをよく理解して頂きたいものです。


ですからこの基本を知らずに、たとえば免震構造の建物に耐震工事をすると、大変壊れやすくなる?という事にもなってくるからです。


ではどうしてでしょうか。



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また明日!