国宝の寺にも多難な歴史が・・・?
受付を済ませて一歩は入ればそこには、堂々たる本堂がズバッと目の前に見えてきます。そしてその本堂に付き添う従者の様に、三重塔が後ろに控えて見えています。
来た方は もうそれだけで一幅の絵を見ている様な壮観な清涼感を感じてしまわれるのではないでしょうか。
本堂前には琵琶湖を模した庭園があり、そこに云われ書きが立てられています。
特にもみじの美しいところですね、春から初夏には薄い黄緑の葉っぱに、もみじの可憐な花が付き、秋には真っ赤な色付きで、人々を和ませてくれます。特に例年秋は予約が要らない湖南三山公開をされています。
私も実は行ってきました。普段ひっそりとしている境内が、観光客で賑わっているのですが、こんな時期が期間限定ですが、あってもいいのではないかと思いますね。ぜひ常楽寺さんのホームページで確認されてください。
http://www.eonet.ne.jp/~jo-rakuji/ ←ここをクリック
私はここで個人的に申し上げたいことがあります。それはここを預かっておられる住職の若林さんのご努力です。広い広い境内を一人でコツコツコツコツ整備されていかれたそうで、数年前までは雑木が茂る荒れ寺の様になっていたなんて、まったく想像ができません。
特に本堂の内部ですが、床が今はピカピカに拭かれて、当時の木の重量感ある床になっていますが、少し前は、泥足で踏み荒らされた状態だったそうです。よくもまあ一人でここまで綺麗にされた、つまりコツコツコツ拭かれたのかと思いますと、私はこの事を知って本堂の床を見に来られるだけでも、信仰といいますか、神や仏に帰依するという心とは如何なるやを感じられる方もあるのではないかと思います。
堂内の撮影はできませんのでここまで・・・
戦前までの常楽寺はこんな事ではなかった様です。つまり周囲に膨大な土地(田んぼ)を持っていて、大変財政的にも豊かだったそうです。そしてたくさんの修行僧がここで修練を重ねておられたそうです。
それが戦後の農地解放で、財源の田んぼが無くなってしまった事と、普通のお寺さんと違い、檀家さんが無い為に大変苦しい状況になってしまったそうです。戦争に負けたという影響はこんなところにもあったんですね。
ああ酷宝・・・・(ノ_-。)
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