初めての自己分析・・・かな!?
息子の学校では能力別・習熟度別のクラス編成は行っておりません。
入学前の学校説明会にもありましたし、入学時の説明会でもその説明がありました。
ただし、上位30名は掲示されます。
そのため、その通りであれば、今回の定期考査では、平均的に上位者は分布するはず・・・ということで、多少の誤差はあるものの、おおむねその通りの結果のようです。
※自分のクラスのことはわかるけど、他クラスの人はよくわからん・・・とのことだけど。
中学受験をしてる子は大半が塾に通っていると思いますが、大きい塾では能力別・習熟度別のクラス編成だと思います。
そして、そのほうが良い、子供に合ったハイレベルな授業を受けられるから、と思ってしまうのではないかな、と思います。
少なくとも私はそうでした。
でも進学校は違うんですよね。
昨日の知り合いの息子さんの例をとっても、進学校は授業の質は落とさないんです。
お母さんの知り合いの息子の友達の話 | まつんちょのブログ (ameblo.jp)
だから落ちこぼれる奴がでてくるんですよね。
公立学校の授業は、いろいろなレベルの子がごちゃまぜになっていて、
その中で勉強ができない子に合わせて授業が進められます。
運動会でも1位を決めない・・・というような訳のわからんことをやるのです。
でも進学校では、そんなことは考えない。
上位層に合わせて授業を行う。
ここで面倒見の良い学校とそうでない学校の差は、この落ちこぼれそうになった子をどのようにフォローするか?というところで現れてきます。
いわゆる補習・補講の類です。
でも、このやり方って、非効率的に思えません?見えません?
わざわざこんなことをしなくてもクラス別に分けてればいいんじゃない?って。
でもそれって、授業の質を落とすってことです。
合格力は勉強の量に比例するってことから考えると、質を落とせばその分量を増やさないといけないわけで、そうしないと浮き上がることはできない。
塾では基礎クラスにいたから、そのあたりは良くわかります。
上のクラスから落ちてきた子。
すぐに戻ればよいのですが、戻れなければ居ついてしまう。
上に上がれなければ焦るだけ。
勉強をしているにも関わらず成績が上がらない、伸びない。
そしてそこにいることに慣れてしまう。
だって、そのクラスを見渡しても同じような奴しかいないから。
プラスアルファの勉強が足りなくなる。
そんな感じでした。
ごちゃまぜクラスだとどうでしょう。
目の前に、現実に、優秀な奴は居るんです。
仲がよければどのように勉強しているのか聞けるのです。
たぶん、息子の学校は、そのあたりの効果を狙っているのだと思います。
なので、一体感ということを大切にしている!ということをやたら言うのだと思います。
昨日整形外科のリハビリに通っていて、たまたま息子と帰る時刻が同じでした。
帰り道、彼自身、勉強のことについて話をしてくれました。
「同じ車両の子がいるって言ったじゃん?その子ね、校内で〇〇位だったんだよね。」
それを聞いて、
へぇ~、スゲェ~。←ちなみに後でお母さんに話して同じ反応
例年の進学実績でいくと東京一工合格のレベルじゃん!
そんな子と同じクラスなのね。。。
雲上人だわ。
単にそう思いました。
続けて彼はこう言いました。
「でもさ、全科目比べてみると、明確に差があるのは数学と英語だけなんだよね。
もし、この科目で人並みに点数が取れていたら、その子に追いつけないにしろ30位以内に入っている計算になるんだよ。」
いやいや、それは「捕らぬ狸の皮算用」だって。
できないからその点数なんだから。
「・・・でね、普段どういう勉強の仕方しているか聞いてみたんだよ。
そうしたらね、やみくもに勉強しているわけじゃないみたいなんだ。
意図があって勉強しているんだよね。
ただ勉強ってわけでなく、考えて勉強しているんだよ。」
普通そうなんじゃないのかな?????
弱点を克服するためとか。
ただ機械的に勉強してただけなの???
と思いました。
・・・そうか、確かに中学受験の時は、この問題を解けないといけないとか頻出問題だからとかあったから、勉強の仕方はわかりやすかった。
でも大学受験はまだ先。
なんなら、今は高校の範囲の基礎となる部分。
勉強の仕方が見えていなかった、わかっていなかったんだ。。。
と気付きました。
そして彼はつづけました。
「まずは、30位以内を目指そうと思う。
すぐにはムリだろうけど。
得意科目はもう伸びしろがあんまりないんだよね。
そこを数点上げる努力をするより苦手科目の対策をしたほうが、点数を上げやすいはずなんだ。」
・・・まぁ、そうなんだけど、苦手だからできないのであって、そう簡単なものじゃないよ。
昔から算数は苦手だったじゃん!
「そういや数学満点のO君は何位だったの???
彼に聞いたら?仲が良いんだから、どうやったら伸びるのか教えてくれるんじゃない?」
安易に言ってしまった。そうすると、
「う~ん、たぶん数学全振りで勉強しているんじゃないかな。
30位以内にはいなかったと思う。
数学が好きみたいだし、勉強のバランスが悪いんだよ、きっと。」
・・・たぶんその通りなんだろうけど。
なんで???
それが解るくらいに君が成長したってことなのか???
「とにかく、何が正解かはわからないんだけど、全体効率、バランスってことを考えながら勉強するよ。
お父さんのやり方がヒントになったし。
だいたいみんなも巻き返してくるだろうから少しづつ刻んであげていくしかできないだろうけどさ、少しづつ頑張るよ。」
・・・なんなんだ?この違和感。
急に成長したぞ。レベルアップしたぞ。
いろいろな友達の影響なんだろうな・・・。
う~ん、一体感を出している学校だからこそ、いろんな友達と交流して、どうすればよいのか?って自分で考えるようになったのだ・・・と思います。
今まで分析なんてできなかったのに。
やらなかったのに。
まず、具体的な数字、目標設定をしたこと。
あいまいな目標設定ではなく、成果としてわかりやすい目標を設定することができた。
次に、現実をみてどの程度なら頑張れるか、という小さな目標設定(刻んでいく)をすることで、確実に達成していく。
彼自身でロードマップを設定したこと。←細かくは書かなかったのですが設定してました。
凄く良いと思います。
これから彼自身、どのように分析して対応していくのかちょっと楽しみです。
親の手を離れていくのは少し寂しいけれど、嬉しいことでもあります。
あと、学校の意図に乗っかっているという意味でも、学校選択は成功したと今のところ思います。