つぶやき漫画20 | 人は気にならないだろうけど私は気になる。

つぶやき漫画20






$人は気にならないだろうけど私は気になる。
人は気にならないだろうけど私は気になる。






えっと・・・


何の事かと申しますと・・・




わたくし、セルシスと言うソフトメーカーの『コミックスタジオEX』と言うパソコンソフトで漫画を描いてる事は、何度かこのブログでも触れた事があると思いますが・・・・






ComicStudioEX 4.0/セルシス

¥48,300
Amazon.co.jp




実はこの『コミックスタジオ』(通称コミスタ)の開発がこの度終了してしまい(つまり『5』は出ない)
新たに『CLIPスタジオPAINT』(多分クリスタ)と言う後継ソフトが発売されると言うのです。



いや、正確に言うと、すでに発売されました。



CLIP STUDIO PAINT EX/セルシス

¥35,700
Amazon.co.jp





切り捨てられたコミスタユーザーから暴動が起きるかと思いきや、すでにコミスタの上位グレードを持っているユーザーには無料配布と言う太っ腹ぶり!

僕の持っているEXも対応商品に含まれていたので、体験版などを含め、すでに去年からダウンロードしていたのですが、






またいちからつかいかたおぼえるのめんどくさい・・・・





別に現状のコミスタでも充分だから・・・と放置していたのですが、
世のコミスタユーザーから

『使いづらい』

『改悪だ』

『コミスタの開発を継続して欲しい』

との苦情がセルシスに殺到、やっぱり暴動になってしまっていると言う事を聞き付け、天の邪鬼な僕ちゃんは俄然興味が湧いて来たのでした。





日本漫画界が存亡の危機?「コミスタ」販売終了でプロから同人作家まで悲鳴
やじうまWatchより

 通称コミスタこと「ComicStudio」といえば、プロから同人に至るまで、漫画の制作には欠かせないソフトだ。特に近年はデジタル化によって、従来の手描きからコミスタへと移行した人も多く、国内での漫画制作においては事実上のデファクトスタンダードと言える存在だ。今年いっぱいで販売を終了することが2011年12月時点で告知されていたコミスタだが、いまユーザーの間でちょっとした騒動になっている。後継ソフトとして「CLIP STUDIO PAINT」が発売されているが、機能が完全な上位互換とは言い難く、商業作品の制作には不向きというプロの漫画家もおり、コミスタの継続を希望する署名活動が始まっている。コミスタを中心に作業環境を整えているプロ漫画家も多いだけに、ある意味で日本漫画界の存亡の危機に直面しているといっても過言ではない。発売元であるセルシスの対応が今後注目される。

【お詫びと訂正 17:40】
 記事初出時、「コミスタが今年いっぱいで販売およびサポートが終了する」としていましたが、サポート終了期間は未定です。お詫びして訂正いたします。

(引用終わり)




そこで初『CLIPスタジオ』で作成したのが今回のつぶやき漫画なのですが、
率直な感想を言うと・・・・




人は気にならないだろうけど私は気になる。





まぁ、似て非なるものって言うのが一番厄介ですね、何事も・・・・

例えるなら、U.F.O.操縦することになってアクセル踏んだらワイパーが動き出したってカンジでしょうか?
あるいは、ハンドルを右に切ったら左に曲がった・・・とか?

これまたフォトショップにちょっと似ている部分もあったりして、ちょっと混乱してしまいます。




今回は『いつもと同じ原稿に近付ける』のが目的だったのでたいして代わり映えしてないと思いますが、カラーの色塗り機能に関してはコミスタより遥かに進化していると思います。

例えるなら、小学校の前の文具屋で売ってる水彩絵の具が画材店のアクリルガッシュに、クーピーペンシルやさくらクレパスがパステルに、コピックがカラーインクに、ピースコンがエアブラシに・・・ぐらいの進化ですってさっぱり意味不明ですね?

フェアに言うと、確かに『改悪』と感じる部分や、不具合なのでは?と思う部分も多いです。



色々苦情が寄せられている部分が解決されるのは時間の問題でしょう。
なにしろコミスタではすでにある機能がほとんどなのですから。



問題は、『アクセル踏んだらワイパー回り出した』の部分です。


あるいはデジタルでペン入れしている人にとっては、『ペンの描き味』と言った、測定不能な、テイストと言ってもいい部分が深刻な問題になるかもしれません。
(アナログでペン入れまでする等『アナログ作業の比重が大きい人』程、クリスタへの移行は容易かもしれません)


絵を描く作業は直感的な部分が占める割合が大きいですから、コミスタとクリスタを併用するのは難しいと言う人が多いと思いますし、セルシスも『クリスタに統一して欲しい』と言う意図で開発し、だからこそ既存のユーザーへの無料配布を英断したんだと思います。


現状、コミスタは実質漫画作成ソフトのスタンダード、おそらくシェアN0.1です。
普通にビジネスで考えたら、コミスタと同じインターフェイスにして『コミスタ・デラックス』とか銘打って発売したほうがずっと浸透しやすいと思うのですが、そうしなかったセルシスさんには何か深い意図があるのかもしれませんね。





現状は車よりちょっと早いくらいだけど、将来的に月まで行けるバージョンアップがされるかもしれないU.F.Oの操縦を覚えるか?

このままこれ以上早くならない自動車をガソリンが枯渇するまで乗り続けるか?

コミスタユーザーはこの選択に迫られているわけです。

(ここで言うガソリンの枯渇は、パソコンのOSバージョンアップにコミスタが対応しなくなってソフトに不具合が出たり、セルシスがユーザー認証システムを打ち切ってソフトの起動すら出来なくなる可能性です)




とりあえず僕は、『開発は終ってもサポートはしばらく続ける』とセルシスも言っているので当分の間コミスタをメインで使うだろうけど、どっちに転んでもいいようにクリスタの使い方も覚えておこうかな?と思い、今回の初クリスタ漫画と相成ったわけです。


慣れるまでつぶやき漫画はクリスタで描いてみようと思います。興味のある方はその違いをチェックしてみてください。



明日はミニ日記(JKリフレの話)の更新の予定です!