つぶやき漫画13
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先日最終回を迎えた昼ドラ『ぼくの夏休み』に関する感想です。
未見の方は意味不明かもしれません、すんません・・・
これから観ようと思っている方にはネタバレがちょっとあるのでご注意ください。
ビデオに録りためてた『ぼくの夏休み』をやっと観ました
僕は映画やドラマで一番好きなのはタイムスリップものだったりします。
それで観始めたんですけど、実は気づいたのがすでに第二部の途中からだったので、第一部のことを公式サイトのあらすじやウィキペディアで補完しながら観賞してたのですが、『タイムスリップあんまり関係無いなぁ・・・』と言うのが第一印象でした。
そして最終回を観てポカ~ンとしていたら、案の定ネットでは話題になっており、公式サイトの掲示板は苦情の書き込みでいっぱいです。
夏休みを返せ!昼ドラ「ぼくの夏休み」が伏線回収しないまま近親相姦エンドでひどいと話題に
僕は第二部の途中から観たこともあり、『第一部の名作ぶりが台無し』とか『近親相姦やパンパンの話はそぐわない』とかはあまり思わなかったのですが(別に私生活で兄妹恋愛を奨励しているわけではないのですが、すでに観始めた時にはそう言う展開になっていたし、物語の題材としてはアリだと思うからです)それでも全てを放棄したラストには『ええええぇぇっ!!??』でした。近親相姦ラストならラストでいいから、現代に戻ってきて、他の人のその後や現代の家族の様子もきちんと描いてほしかったです。
第一部と第二部の脚本家が違ったのがトンデモ展開の原因のようですね。
第一部の評判が良かったのに謎の路線変更・・・
実は企画当初・・・何なら放送開始時は青春編は構想になかったんじゃないでしょうか?放送前の記者発表を見ると、青春編のことも青春編のキャストのこともいっさい触れられてないんですよね・・・クランクアップも放送直前みたいですし。
監督なりプロデューサーなりが途中から青春編を提案して、それに反発して脚本家が逃げたとか?
第一部の脚本家によるリメイクを希望する人もいます。
タイムスリップものは同時にパラレルワールドものでもあるので、単発スペシャルでいいから
実現したらよいのにと思います。
(そうなると、子供のまま現代に戻るだろうし、兄妹恋愛の話も無いんでしょうねぇ。
青春編のキャストも充分魅力的だったと思うので、ラストにチラっとでもいいから出て来て欲しいですね・・・・)
何だかちょっと、系統は全然違いますけど、エヴァンゲリオンの最終回が波紋を呼んだ時のことを思い出しました。真のラストは劇場版で・・・でも全然かまわなくてよ!!
おまけ:おすすめタイムスリップ映画
(1作以外はAmazonにあらすじがあります)
Back to the Future: 1, 2 & 3 [Blu-ray] [Import]/Universal
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ただし、3は観ないで想像で補完するのが吉・・・
恋はデジャ・ブ [DVD]/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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『タイムマシーンを使わないタイムマシーンものと言える』と僕は思ってるんですけど違いますかね?
観終わった後、明日から違った自分になれる(気がする)映画です。
星空のむこうの国/夢を追いかけて [DVD]/有森也実,水沢螢
¥4,935
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自主制作映画なので低予算ですが、素晴らしいジュブナイルSFであり素晴らしい純愛映画です。
正確にはパラレルワールドものなんですけど、構造はタイムスリップものと言えると思います。
(同時収録の『夢を追いかけて』は僕は未見です)
DVDはプレミアがついてしまってるので、レンタルで探すかテレビ放送を待つのが吉。
あらすじはWikipediaで。
小林弘利さんの小説版も良いですよ、と思ったら、小説もプレミアがついてました・・・・
あんまり関係ないけど、前にデスノートのスピンオフ映画観に行ったら、ナンチャンの演じていた刑事が『まるで小林弘利さんの小説の出てきそうなキャラクターだなぁ・・・』と思ったんですが、エンドロール見たら小林さんの脚本でした。
12モンキーズ [Blu-ray]/ブルース・ウィリス,マデリーン・ストウ,ブラッド・ピット
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映画を観終わった後、日常の風景がSF世界のように見える、あるいは、自分の過去の記憶が疑わしくなってくるタイプの映画です。
上記の『星空の・・・』は『特撮を使わないSF映画』と言うコンセプトで企画されたそうですが(実際は1シーンだけ特撮合成のシーンがあります)この作品も大袈裟なメカや壮大なセットを使う事なく未来世界を見事に描いています。徹夜で飲み明かした朝の帰り、人気のない街中にいたりするとこの映画の未来シーンを思い出して、ちんちんがぷるぷるします。
『ラ・ジュテ』と言う元ネタがあるらしいですが、そちらも観てみたいです。
サマータイムマシン・ブルース スタンダード・エディション (初回生産限定価格) [DVD]/ポニーキャニオン
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もの凄くバカバカしくて何も考えずに爆笑できます。
脇役が揃いも揃ってとにかくおバカなんです。
物語ってキャラクターなんだな・・・とつくづく実感します。
とは言え、タイムスリップもので『無条件で笑える』(つまりはストーリーに突っ込む気にならない)と言うことは、かなり練られた構成と言えます。
原作は舞台演劇なので、一場物の面白味もちょっと残っています(実際は一場物では無いですが)