0737 危険な話 | 松田のこれ知っとるか?~炎の1000本ノック。

0737 危険な話

新版 危険な話―チェルノブイリと日本の運命 (新潮文庫)/広瀬 隆

「危険な話」とか「アトミック・カフェ」とかが流行ってた頃だから軽く20年以上も前の話だが、とある放送作家がいた。その人は自らIQの高さを自称していて、あからさまに世の中に対して横柄な態度を取ってるように私には見えた。たまにはおもしろいことも言ってたような気がする。

そういえばその人は、紅茶やスパゲッティなんかは国産のものしか食べないと言っていた。チェルノブイリ以降、ヨーロッパのどこそこで採れた作物なんかはもう全部やばいとかなんとか公言していた。へえ、と私は思ったものだった。

それ以来、私は輸入物と思われるスパゲッティや紅茶を買う時は、そういえばヨーロッパのどこそこってどのあたりだったっけ、なんて考えることもあった。でもいいや別に、関係ないじゃんと思うことにした。それ以降は普通に買ってたし、たくさん食べてきた。この10年は特に外食する機会だってものすごく多かったわけで、オレにはそんなこと知ったこっちゃねえのであった。

でも今のところ私は全然平気みたいである。確かに将来私が癌にかかる確率は高いのかもしれない。そもそも日本人が癌にかかる率は3割とかいう話だってあるのだけども。

ちなみにその放送作家はその後、妙な宗教に嵌りチェルノブイリはもちろん、その宗教ともたぶん関係の無い、火事による焼死という形で10年位前に亡くなった。だから何だとか、私は今は考えることをしない。

最近、というのは3月13日以降のことだが、ご飯を炊くのにミネラルウォーターを使ったりする人がいるらしい。確かに小さいお子さんがいる家なんかはその方が良いかもしれないですね。私はというと、別にいいやもう既に全然若く無いわけだし、なんて思いながら複雑な心境で水道水をガシガシ使っている。まさかこんな形で自分が既に若くない事を実感するとは思いもよらなかったわけではあるのだが。