0726 ジョアン・ジルベルトのセカンドアルバム
なんか予感めいたものを感じたので久しぶりにタワーレコードのブラジリアンのコーナーを覗いてみたら、まるで何かの罠にかかっていたのをチェックするような感じでジョアン・ジルベルトのセカンドアルバムが復刻されていた。例によって怪しいエル・レーベルからのリリース。今回は冷静に国内盤を待つことにしたので、未聴なんですけども。
しかしこのシリーズね、前にここ にも書いたのだけども、ジョアンが果たしてこのリリースを良しとしているのかはいまだもって非常に怪しい。実際これ、すぐに回収されるんじゃないの?と私は思っていたのです。
でね、特に情報があったわけではないのだけど、一応チェックしてみたんです。するとやっぱり、あのファーストはアマゾンだと今現在マーケットプレイスのみの販売になっていて、一部の店舗では既にプレミア価格で販売しているのだ。さらに調べると国内盤の方は明確に生産中止になっている模様である。一時的な現象かもしれないけれど、今のところこれは廃盤に近い状況であるということができる。
いや実際、あのCDの音質についてはどうもね、私には正直よくわからなかったです。良くなってるのかもしれないけと、なんかあんまし良くなってないんじゃないのとも思っている。実際のところ、ほんとにわからない。
でね、そういえば!なんて思い出したのです。ハービー・マンとのコンピ
を私はアナログ盤で持っていたことを。ジャケットがコーティングされていて、盤がぶ厚いやつで、多分オリジナル盤だ。そうそう、確かロンドンで、ジャズをメインに扱ってるような中古屋に行った時にたまたまそれが店内でかかっていて、その音がなんだか全然違って聴こえたのだった。私が持ってるCD「ジョアン・ジルベルトの伝説」のものとは全然音の響き方が違って聞こえてきたのだ、そうそう。それで今すぐこれをくれといって買ったのだった。確か18£くらいしたと思う。
で思ったんですけど、こういう音っていうのはやっぱりCDだと、どうがんばってもこうなふうになっちゃうんじゃないですかね。つまりこれは単純に、CDでは再現しにくい音なんじゃないか、と思ったのです。なんとなく。いや、そんな音の違いなんて素人ではまったくわからないレベルなのかもしれないけど、でもあのアナログ盤と針が擦れることで生じる音というのは、誰にでもわかりやすいものがあるじゃないですか。
でね、そっちの音の方が要するに、極めてジョアン・ジルベルト的ということなんじゃないかと思ったんです。どうもジョアンが主張しているのはそういうことなんじゃないだろうか。いや実際はわからんぜ、わかんないんだけど、なんとなくそんな事を思った。
というのはやはり、あのコンサートを観にいったことが自分的には大きい。観たのはたった1度だけだけど、あれを見たらなんとなく確信できる。そのくらいあのコンサートは自分にとって大きかったです。
