0587 マーキュリー・レヴのジョン・ピール・セッション集 | 松田のこれ知っとるか?~炎の1000本ノック。

0587 マーキュリー・レヴのジョン・ピール・セッション集

Complete Peel Sessions

もはや新譜が出たとしても私はスルーしてしまうかもしれないマーキュリー・レヴではあるのだが、91~01年のピールセッション集となるとそれはさすがに買う。

マーキュリー・レヴはオレ的にいうならば「See You On The Other Side」以降、「All Is Dream」までがとりあえずマストなのであって、初期のデヴィット・ベイカーがヴォーカル時代はかなりどうでもよろしいわけですが、一応律儀に1枚目の頭から聴く。「ふむふむ」なんて思いながら聴いてると、あら?案外面白いバンドだったのね、なんて思ったわけなのだが、しかしやはり「Everlasting Arm」あたりから自然にぐっと身を乗り出してしまう私は正直者である。「I Only Have Eyes For You」のカバーとか、この時期に漂っていた謎度の高いラウンジっぽさがめちゃめちゃはまってて面白いなーと思って、まずは高揚した私である。

しかしDisc2に盤面を変えると明らかにここからアンサンブルの構築感が上がっているのがわかるので、思わず我に返ってしまう。「See You On The Other Side」と「Deserters Songs」の間のスリリングな境界線はこうやって改めてその時期のライブ音源を聴くと、かなり明確に体感できてしまう演奏である。


しかしこのCD、いろいろカバーとか入ってるのは良いんだけど、「Empire States」とか「Opus40」とか「Goddes」とか「Delta Sun」とか「Dark Is Rising」とか、オレ的なキラーチューンが一切入ってないのね。わざと外してるわけではないんだろうけど、かなり不満だ。マーキュリー・レヴはライブで意外なほど化けるタイプのバンドなので、こういう感じの演奏でそれらの曲をしっかり聴いてみたかったぜ。っつうのが本音ではある。