0420 フジロックに行ってきました(8)
- イズント・エニシング/マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン
- ・グリーンはさすがに人が詰まっており、ほぼ定刻(21時20分だったか)にマイブラ登場。「I Only Said」「When You Sleep」とラブレス2連発でスタート。沸く。おお、ほんとにやってる~という類いの感動である。バックにかぶさる映像がカッコいい。
・トラヴィスの時はPAの抜けが非常に悪いと思われたグリーンだが、その時よりかはだいぶ音量が上げられているようだ。
・でも事前にユーチューブで見てたライブ映像では、音がでか過ぎるのか客が耳を塞いでるシーンに目を奪われたもので、ほう、そんなにうるさいんですかーと覚悟していたのだが、これくらいだったら別に普通です。
・オリジナルメンバー4人による演奏は、言うほど下手ではない。むしろリズム隊なんかはドライブ感が意外にあって、なかなか悪くない。まあライブでやったらこうなるだろうなあという感じのフォーマットを崩さない演奏というか、ラフ過ぎずショボ過ぎず適度に荒々しいという感じなのだが。
- ・ケヴィンとビリンダは1曲ごとにギターを持ち替えるのだが、ほとんど全部ジャズ・マスターじゃん。
・それはいいんだけど、さっきからキーボードいないのに音だけは鳴ってるな。
- ・4曲目くらいにやった「Cigarette In Your Bed」でケヴィンはアコギを使用。ほお、そんな曲もやりますか。
・でその曲でビリンダはほとんどギターを弾いてないのだ。でもノイジーなエレキ・ギターがばっちり聴こえているのである。え?どういうこと?もしかしてこれさっきから全部DAT垂れ流しちゃうの?と思ってきた。まあいいんだけどさ。
・そんな感じで淡々と演奏は進む。もちろん「エクスタシー・ワイン」とかそれ以前の曲は無し。そんなの誰も期待してないだろうけども。
・っていうか、ほとんど「ラブレス」の曲しかやらないんじゃないかと思っていたので、「Thorn」みたいなB面だった曲なんかもやっちゃうのかーと感心した。
・4人の演奏は、これぞまさしくシューゲイザーというスタイルでほとんど動きがない。2人のギタープレイもほぼ完全にコードストロークのみである。
・終盤にやった「Feed Me With Your Kiss」は必至たるキラーチューンのはずなのだけど、イマイチ会場は盛り上がってない。意外であった。
・サンキュー、とケヴィン唯一(だったと思う)の短いMCに続いて「You Made Me
Realized」で終了。しかしその曲のノイズ・ブレイクが15分以上続く。ホワイトノイズからゴ~という感じの低音ノイズに変化していったのは自分の耳の感覚のせいだったのかもしれない。その間、延々と細かいアップダウン・ストローク&シンバル連打で、よくやるよ、と思う。あれけっこう大変なんだよな。
・とまあそんな感じのライブだったのです。
・確かにこれぞマイブラ、という意味では文句のないパフォーマンスではあった。でも次第にこれ、かっこいいっていうのかな。どうなのよ?とだんだん私はわからなくなってきた。
・考えてみたらマイブラってオレにしてみたら完全にリアルタイムなわけで、伝説的な存在でも何でもないわけで、むしろ懐かし~と思う位の方が自然だ。でも私より10も20も下の若い人達にしてみたら、例えば「90年代を代表する名盤」とかで「ラブレス」を聴いてるのかもしれない。
・思えば私も10代のころ伝説とされてたアーティストがその後に復活とか再結成とかをして来日したのをいくつか観てきた。でもそのうちのまたいくつかは、自分の中にあった「伝説」が音を立てるように崩してくれたのを私は経験している。
・そういう意味でこのステージで観たマイブラは、そういった「伝説」をまったく裏切ることなく崩さないで帰っていったと思う。それは何よりもすばらしい事だと思う。
・だとしたらここで演奏がどうだこうだとか言っても、何もかもが的外れな気がしているわけです。
・終演後「ビリンダって林家パー子に似てない?そっくりでしょ!」と主張してた人がいて、ちょっとワロタ。