0398 Otis blue
オーティスのオリジナル・アルバムでは最高傑作との評価が高い「オーティス・ブルー」のコレクターズ・エディション盤を購入。ステレオ版とモノラル版が収録されていて、「I’ve Been Loving You Too Long」「Respect」「Ole Man Trouble」の3曲はそれぞれが別テイクになってるというのがなかなか興味深かったわけです。私が慣れ親しんだベスト盤(ステレオ)はマスタリングが悪いのか音が激しくこもっていたので、この機会にきっちりオーティス・レディングを聴き直すのもなかなか良い機会かなと思ったわけです。
その3曲についてですが、モノラルはどこか眠い感じがあって、私はやっぱりステレオ・ヴァージョンの方がしっくり来るなあと思いました。ステレオ盤の演奏の方が幾分シャープかつヘヴィーな印象で、特筆すべきは「Ole Man Trouble」のイントロのギターのうねり方が全然違くてスネアもズドンと慣れ親しんだ重みがあってテンションがあがります。でもステレオ盤の音の定位はあまり居心地が良くない。よってステレオ・ヴァージョンのモノミックス(・・・って言ってる意味わかりますか?)が最強ということになります。しかし「Respect」のそれは頭の2拍が切れて入ってくるので、今いちテンションが上がりません。困ったものです。
しかしこうやって改めて聴くとオーティス・レディングってわりとガサツなタイプの歌手だったんだなあなんて思った。そこんとこがロックである。特に「マイ・ガール」とかアレンジなんてほとんどそのまんまで、どちらかというと穴埋めっぽい印象のゆるいカバーなんだけど、オーティス節がさり気なく爆発していると感じます。スネアの切り込み方なんてしなやかさというものがまったく無くて、アル・ジャクソン・ジュニアでしたっけ?MG'Sのバンドサウンドはこの人のドラム・スタイルがけっこう大きいかもしれないなんて思ったのも発見だった。
ライブ盤からの適当な抜粋とか、所詮コレクター向けというにはどこか中途半端な内容である気もするけど、例えばベスト盤でしか聴いたことがないという私のような人にはこういうのがむしろいいんじゃないかと思いました。それにしても謎な「Respect」67年スタジオ・バージョンがめちゃめちゃ高速テンポなので噴いた。
