0317 Full circle | 松田のこれ知っとるか?~炎の1000本ノック。

0317 Full circle

フル・サークル/ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ

なにやら評判が良さげな新作を半信半疑で購入。なにしろこの前のやつ にはボコボコにへこまされたからなあ。あれについてはそろそろもう忘れても良い頃であろうか。あれから早くも13年が経っているのだ。でこれは噂通り、なかなか素晴らしかった。この前のやつはまあ無かったことにして、ファーストアルバムの続きとしてCDラックに並べて置いておくにふさわしい内容になっていると思います。

あのファーストアルバムは、確かにアレンジが完璧で、聴いていてうっとりしてしまうくらいの「これぞソフトロック」みたいなアルバムではあったと思う。しかしその一方で、優れたコンポーザーの一作品でありながら何となく安直に感じてしまう選曲のカバーも多くて、名盤とかいってしまうにはどこか居心地の悪さを感じるアルバムではあったと思っている。なのでパレードのアルバム(というかシングル集ですか、あれは)の方が私的には好みだな、なんていわせてしまう隙があったように思う。

この新作は細かいところを聞いていくとやや質素に感じるものの、アレンジに一切の無駄が無い。驚くべきことにあのハーモニーがここでも同じ響きをしているのだ。今時の録音技術にしてこの音は、やはりすごいと思う。やれば出来るんじゃんと思った。 「ザ・ドリフター」なんかはしっかりとリベンジ的なテイクになっている。ラストに入っている何十年ぶりの「新曲」も素直に良いと思ってしまう。いやもう、これはまったくもってすんばらしいことです。