0254 FORMOZ FESTIVAL 2007(11) | 松田のこれ知っとるか?~炎の1000本ノック。

0254 FORMOZ FESTIVAL 2007(11)

アイ・キャン・ヒア・ザ・ハート・ビーティング・アズ・ワン/ヨ・ラ・テンゴ

いよいよヨ・ラ・テンゴである。台湾語でいうと「優拉糖果」だそうである。なんだかファンシーなデザートみたいでカワイイじゃないか。

しかしステージ両サイドのスクリーンには「next RAM RIDER」と表示されている。ちなみにRAM RIDERは初日のトリに出演していたのであって、これはイージーミスによる大ボケである。結局最後まで直ってなかったが。

私はわりと前の方にいたので、全体的にどれくらいの集客具合だったのかはよくわからなかったけれど、結構な人数が集まってきてたみたいだ。でもなんだかのどか
な雰囲気がある。白人客もチラホラと目立つ。

定刻を10分ほど過ぎるとメンバーが登場。うわ、アイラの表情がめちゃめちゃ疲れているではないか。そりゃそうだなあ、一昨日の夜はフジロックで2時間もやってたわけでしょ。そこから移動込みの中1日でこれだもんなあ。いやむしろ今日は全然マッタリでOKっすよオレは、などと思っているといきなりギュワーンとフィードバック・ノイズ!1曲目から「リトル・ホンダ」である。こんな超ハイテンションなオープニングがかつてあっただろうか。なんだそりゃである。

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そりゃあもう客は盛り上がる。でもフロアの雰囲気はなんていうか非常に平和だ。これには正直なところ大きく助けられたものである。これもんで周囲が意気ってポゴられた日には即退散するしかないのである。皆さんマナーをよくわきまえていらっしゃる。

アイラ・カプランは例によって1曲ごとにギターを代えるのだが、「Pass The Hatchet」ではテレキャスターを使用。テレキャス弾くのは初めて見た。しかし終始ギターアンプがヘタリ気味のようで、鳴りがショボイのが気になってしまった。曲の途中で何度もマスターボリュームをぐぐっと上げるのが非常に萌えである。

基本的には2月の来日時のに近いセットリストではあったが、あの時に演奏しなかった「The Room Got Heavy」が聴けたのはうれしい。そして、そろそろ終盤かと思い始めた頃、アイラが何気にアコギに持ち替えると演奏されたのはダニエル・ジョンストンとビート・ハプニングのゆるいカバー2連発であった。ななんだ?この不思議なセットリストは。特に「Speeding Motorcycle」では客席からコーラス部分の合唱が起こる。おお、おまいらよく知ってんじゃねえかと思ってしまった。ヨラはどうやら台湾では初めてのライブではないらしく、そこらへんをちゃんとわかった上でのサービス的な選曲だったのかもしれない。思えば私はここに来る前はヨラなんてまったくガラガラなんじゃないのかとか、盆踊りみたいなノリのフェスなんじゃないのかとか完全になめてたものである。

んで後者の「Cast A Shadow」ではアイラがドラムセットに座る。曲が終わっても、なんじゃそりゃと思ってしまうような超絶ドラムソロが延々続くと、ジョージアが「そろそろ終わったら?」という感じで止めに入る。時間的にはこの時点でだいたい23:30だったと思う。終了予定時刻である。これでライブが終わるならそれはそれで面白い演出だなあと思ったのだが、もうちょっとだけ演奏は続くのであった。

(つづく)