0209 Boys Hairdresser
- Deep Fried Fanclub/Teenage Fanclub
- 美容師の女の人が私に聞く。「どこかかゆいところはありますか?」
- いつも思うのである。私は試されているのだ。
- 当然、男ならここはさりげなく「チンコ」と答えてみたいところである。でもこれがなかなか言えないのだ。それでは全然ダメなのである。
段取りとしてシャンプーは、かなりフィニッシュに近いタイミングで行われる。人として、それまでの間は何かと無難かつ当たり障りの無い話をするものである。それまでの印象がたとえ完璧なさわやか好青年的であったとしても、「チンコ」の一言で大方は台無しになるであろうと思われる。となるとその後の数分間を私はどうやっても過ごすことが出来ない。しかしだ。もしかするとその一言で私はますますステキ君にバージョン・アップする可能性もゼロとは言えないのである。要するにこれは極めて紙一重なセンスなのである。それなるとこれはもうビンゴとしか言いようが無いのである。言うならばチンコ de ビンゴである。限りなくリスキーな行為ではあるのだが、私はその可能性がゼロでない事を今でも信じている。
でもなぜヘアーカットごときでこのようなストレスを伴わなければならないのだろうか。私はもううんざりである。実際に私は最近、床屋しか行かなくなってしまった。関係ないですがフリッパーズ・ギターの「さよならパステルズ・バッジ」という曲で「すべてのヘアドレッサーは男の子でなくてはならない」というフレーズがあったような気がするのだが、あれはおそらくそういう心境を歌った曲ではないかと思う。
■Google検索「チンコ de ビンゴ」で502件(2007年6月7日現在)
■自己評価:C