0193 ロード第1章「たこ焼き」 | 松田のこれ知っとるか?~炎の1000本ノック。
- YAMAZEN たこ焼き機着脱式 SOPX-1180(R) レッド
- たこ焼きが食べたくなった時は椎名町まで自転車を飛ばせば良かった。しかしそのたこ焼き屋さんが店仕舞いしてしまってからは、たこ焼きが食べたい時はampmのやつで我慢するしかないのだった。でもampmのたこ焼きではあんまり満足できないぜ。そんな時オレは近くにあるであろうたこ焼き屋を探して町を彷徨うわけである。ある時は上池袋まで、またある時は中野まで自転車を飛ばしたりもするオレだ。今日は大山ハッピーロードまで行った。
実は大山周辺には馴染みがあって、大山と千川の中間くらい、ちょうど水道タンクがあった所の近くに私は以前、住んでいた事があるのだ。といってもほんの2,3年前までの事である。引越ししてからこの辺りに来た事はそういえば1度も無かった。
町はこれからじわじわと変わっていこうとしているところみたいだった。水道タンクが壊されるという話は引っ越しする前から知っていたけど、実際に水道タンクが無くなって工事囲いされている場所まで来た時に、ほんとに無くなっちゃんたんだなと思った。
2ヶ月毎に通っていた床屋も無くなっていた。いつも「2ヶ月分くらい切ってください」と頼んでいた床屋だ。派遣で来てたらしいお兄さんが毎回切ってくれていた。いつも当たり障りの無い話をしていたのだが「ボク、今月で契約切れるんです。練馬のお店に行っちゃうんですよ、でもこれからもこの店をよろしく」なんていわれてビックリしたことがある。その後2回くらい行ってオレも引っ越ししちゃったわけだが。
家から一番近かったコンビニも無くなっていた。あと休みの日によくランチを食べたバーミヤンも無くなっていた。あと夜中にお腹が空いた時によく行った吉野家もなくなっていた。時々暇つぶしに行ってた怪しげな古本屋も無くなっていた。週に一度買いだめに行ってた激安の酒屋は薬局になっていた。私がよく利用していたお店がことごとく無くなっていた。3年も経っていないのにびっくりである。でももし私が今もそこに住んでいたとしたら、不便には感じたと思うけれど、寂しいとまでは思わなかったかもしれない。
幸い、銀だこはまだあった。トラブリューの歌ではないが、何でも無いようなことが幸せだったと思う。

