0154 リアル妄想
- キング・オブ・コメディ/ロバート・デ・ニーロ
- 昔、テレビでココリコの田中がこの映画を生涯ベストワンとして挙げていた事があって、変な映画が好きなんだなあと思ったものである。
- 特に前半、ロバート・デ・ニーロ扮するストーカーぶりがリアルすぎて怖い映画。服のセンスとか、バツグンなのだ。「タクシー・ドライバー」に通じるストーリーと言えるかもしれないけど、トラビスよりもリアルにこっちの方がダメなキャラなのが面白い。そういえば昔、いいともの生本番中に変な男が乱入した事あったなあとか思い出してしまう話なのだけど、調べてみたらあの事件の方がこの映画の公開より半年ほど早かったらしい。でも妙に近いのが気になる。
- この映画はタイトルに反して意外とシリアスな展開のドラマなのだけど、おもちゃのピストルであっさり誘拐できてしまうところとか、ジェリー・ルイスの脅迫電話のシーン(カンペが逆さになってたりする件り)とか、妙にズレたところでツボに入る。主人公がどこまでも名前を間違えられたりする(しかもパンプキン・笑)ところとか、微妙に引っ張る笑いのセンスは確かに絶妙だと思う。ただ前半のグダグダ・ストーカーぶりを考えると、後半の展開はちょっと上手く事が運びすぎなので、どこまでが妄想なのかがわかりにくいところもあるような気がする。意図的なのかな。
私はこれ、VHSで見てるのだけど、DVDにはいろいろ特典映像が入っているみたいなので、いつか機会があればきっちり見直してみたい。最後にかかるヴァン・モリソンの曲がいいすね。