0138 マジメか。
- タカアンドトシ新作単独ライブ タカトシ寄席 欧米ツアー2006/タカアンドトシ
- お正月のテレビ番組はみんなどれも似たようなバラエティ番組ばかりではあるのだが、だからといってすべてが面白くないかと言えば必ずしもそうではない。中には本当に面白い番組もあるのだ。視聴率の仕組みとか未だに良くわからないのだけれど、私達はテレビを見る限り、本当に面白いと思える番組を選ばないといけないと思う。
私が今年見た正月番組では「笑いの祭典ザ・ドリームマッチ07' 」がなかなか面白かった。それぞれが賞金狙いとかじゃなく芸人としてのプライドを懸けていて、真摯かつガチな演出で構成されていてクオリティが高かったと思う。特に興味深かったのはダウンタウン松本とタカアンドトシのトシによる漫才で、なんだかえらいもんを見てしまったと私は思った。
もう10何年も漫才をやっていないという松本が、現役でブイブイ言わしている若手のトシを指名して正統派漫才に挑む、という展開がまず興味深い。ネタの方はタカトシの良さを損なわないようにと配慮しつつ松本誘導の形で進行していると思われるのだが、トシの方が空気を完全に支配しているのだ。見るからに場慣れしていて、松本の方がテンパッてしまっている。特に「汗カセ」のところ、不本意に噛んでしまった松本が冷静かつ的確なツッコミを入れるトシに萎縮してしまっているあたりは、なかなかの衝撃映像だった。youtube 。その後の焼きそば以降のグダグダな件りに対して、トシの方がむしろペースを握っているように見える。
でね、ダウンタウンがタカトシに食われているとかそういうことを私は言いたいのではないのだ。芸歴とかは一旦シャッフルしてしまって、どのコンビも総じてお互いの領域に入ったり出たりしながら、それぞれの持ち味を生かそうとしつつ、リスペクトしている姿勢に感動したんだな。そんな中に志村けんが自ら好んで紛れ込んでいるのもまた面白かった。なんだか教わるところが多いドラマがあったような気がします。