0003 Down by the Jetty | 松田のこれ知っとるか?~炎の1000本ノック。

0003 Down by the Jetty


0003

なんか最近こういうの多いですねえ。レガシーエディションとかなんとか。で問題のこれ、「DISC2」にはなんとステレオバージョンが入っている。いらねー、なんて最初は思ってしまったが、でもやっぱりちょっと聴いてみてえ。買ってみた。


まずmonoから聴いてみる。いまいち違いがわからない。というか、いわゆるリマスター感が微妙な気がする。


私が大胆に推測するにこれ、monoをリマスターしてみて初めて「うーん、この音じゃあんまり意味がないなあ。いっそこれ、ステレオでやっちゃおうか。コレクターエディションとかいって2枚組で出しちゃおうか」なんつって思いついちゃったんではないだろうか。


ステレオ盤の方は確かに音がグレードアップしている感じがある。ウィルコ・ジョンソンのマシンガン・ギターが左側からザクザクとダイナミックに聞こえてくる。個々のパートが緊張感を伴って丁重に響いてくる感じがする。個人的にはモノラルのレコードって私は好きで、60年代のレコードとかだと音の塊がガーッとぶつかってくるようなところが逆にダイナミックに感じたりするのだが、Dr.Feelgoodのアンサンブルというのは、改めて聴くと音に隙間があって、どちらかというとクールな感触があるのだ。間が非常に効いているのだ。なのでこのサウンドはむしろステレオ向きだったのかもしれない、なんて思った。実に意外な発見である。


でもこのアルバムは、徹底したバンドスタイルであったりとか、アートワークなんかも込みで、どこかコンセプチャルなところがセンセーショナルだったわけで、それはそれで良かったのだ。