栄枯盛衰を感じる駅前 | まつ子の気まぐれ旅日記

まつ子の気まぐれ旅日記

家にはじっとして居られず、時間があれば旅に出ています
こんな私ですが宜しくお願い致します

*以前はグリーとyahooのサイトにて簡易ブログを記しておりました。
許容量オーバーとブログサイト閉鎖の為、こちらでお世話になります。

夏至とほぼ同時に梅雨入りをした関東。

梅雨を忘れ去られたかの様に7月となると、猛暑日。

今回、訪れた木更津の街も空梅雨の様子です。

 

午前10時台ではありますが、既に30℃は越え、日中には体温に近い気温になりそうな気配。

證誠寺様のタヌキも四つ足では、しんどいらしく腕1本で逆立ちをして暑さをしのいでいる様子です。

 

駅を出て、先ず 目に入るのは「スパークルシティ木更津」という9階建てのビル。

かつては「木更津そごう」をキーテナントとする百貨店でありましたが、バブル崩壊と共に閉店。

百貨店撤退後も食品スーパーや雑貨店などが入居をする商業施設として展開。

 

当時の百貨店を思わせる、お洒落な入口。

駅に面した側はコンビニ・バス案内所・観光案内所などが出迎えます。

私も早速入店です。

 

駅側の入口から先ず目に入るのは、広い空間。

現在は多くの店舗が撤退をし、綺麗な廃墟の様である。

 

一部の店舗とカラオケ店を除けば、行政機関を主体とするテナント構成。駅前一等地ながら淋しい現状の様です。

 

上層階へと結ぶエレベーターは百貨店として華やいだ時代を感じさせる明るい雰囲気。

まさか、お役所へと向かうエレベーターとは思えない造りです。

 

エスカレーターは2階までの稼働。

バブル期の日曜日には多くの家族で賑わったのでしょうが、これが令和の現状です。

 

2階には、衣料品と宝飾品の店舗。地元のラジオ局が入居。

平日の午前中ということもあるのか、人影は無く更に淋しさを感じます。

 

宝飾店の向かい側には鏡台が。

かつては、コスメか眼鏡でも扱う店舗が入店をしていたのでしょうか?

当時の賑わいを鏡が語ろうとして居るかの様です。

 

反対側は飲料水の自販機のみがある広い空間。

もう、ここにどの様なテナントが入店していたのかは判りません。

ん!?柱には何の案内掲示??

 

スケートボード禁止

こんなところでスケボーで遊ぶ、人間が居るとは…

まぁ、広さ的には丁度良いのかもしれませんが、モラルというものは何処へやら…

 

続いて、駅界隈の繁華街へ。

あの、ハマコーさんも やんちゃな時代にはこの界隈では恐れられた存在だったとか…

 

そんな、繁華街もシャッターを下ろした店舗が目立ちます。

高度成長期には賑わったであろう繁華街。

バブル期には先に紹介の大型店の出店(増床)。

現代ではロードサイドにアウトレットなどのショッピングモールが出店し駅前の衰退。

木更津に限ったことではありませんが、多くの中核都市でいえる問題なのかもしれません。

 

景気づけで、角地のパチンコ店で一攫千金!?とも思いましたが、こちらも廃業された様子。

衰退ばかりを語っても良くないので「栄」の方も語ります。

 

時刻は昼時。ランチとすることに。

店の名は…栄家さん

昨年、木更津に訪れた時に偶然に立ち寄った町中華の老舗。

再び木更津へ訪れた時には立ち寄ろうと思いつつ、1年が経過をしていました。

木更津の街並み | まつ子の気まぐれ旅日記 (ameblo.jp)

 

 

前回はマーボーなす定食を美味しくいただきました。

他の常連と思われる皆さんは「焼きそば」「チャーハン」「餃子」を頼まれる方が多かった印象。

なので、今回は餃子(550円)をからいただきます。

薄めの皮に、ややニンニクが強めのトロトロ食感の餡。

美味いッス☆( •̀ω•́ )૭✧ウマイ

 

続いて、焼きそば(680円)

コシのある細麺に塩出汁ベースの味わいと絡まる。そしてシャキシャキ食感のキャベツ。

それぞれの食材が喧嘩をせずに、みんな仲良しな美味しさ。

そして、中華スープでは無く大根のお味噌汁。

美味いッス☆( •̀ω•́ )૭✧ウマイ

駅前の光景は元気がありませんでしたが、栄家さんという街中華の味わいに元気を貰えました。

ごちそうさまでした。

 

木更津から帰路に就く前に、晩餐用のお弁当を求め「吟米亭 浜屋」さんへ。

数年前には先程の繁華街の入口付近にも支店がありましたが、閉店。

今回は駅前から10分ほど歩いた店舗へ訪問です。

 

木更津といえば「バーベキュー弁当」

浜屋さんといえば「バーベキュー弁当」

ケンミンショーでもお馴染みの人気の「バー弁」です。

さてと、帰路に就きます。

 

帰宅後は「バー弁」で晩餐です。

直火で焼き上げた豚ロースを甘辛の秘伝のタレに漬け込まれた木更津のソウルフード。

何度食べても やみつきになる美味しさなんですよね。

今夜も美味しくごちそうさまでした。

 

今回は、木更津駅前の散策記。

東京湾に架かる「東京湾アクアライン」の開通で人口は増加傾向にある木更津市。

ロードサイドの大型店の出店や、東京都心へのアクセスが向上した反面、駅前周辺の市街地の空洞化が色濃く感じられました。

いわゆる「ストロー現象」は、木更津市に限ったことではありませんが、先ずは地元を元気に!!

日本経済の復活となることを願います。

旅日記の閲覧をいただきありがとうございました。

(画像は木更津駅前のポスターを拝借)

 

~余談~

画像の竹細工のトンボは15年位前に現在の「スパークルシティ木更津」の民芸品を扱う店舗で購入をしたもの。お店のご主人の手作りとのこと。

かつて賑わっていた商業施設の元気は無くなってしまった様ですが、

竹細工のトンボは令和の七夕の空気を感じつつバランスよく元気に竹ひごの上を舞っています。