武田邦彦先生が示唆する新型コロナへの向き合い方と、「ワクパス」ならぬ「免パス」の提案 | 松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本を夢の持てる国へという思いで財務省を飛び出しました。国政にも挑戦、様々な政策論や地域再生の活動をしています。21世紀は日本の世紀。大震災を経ていよいよ世界の課題に答を出す新日本秩序の形成を。新しい国はじめに向けて発信をしたいと思います。

 感染の収束も感染防止対策も、その答は人間の側での免疫力の強化である。それも、ワクチンによる免疫では持続不可能であり、自然感染を繰り返して免疫訓練を重ねることにしか道はない。ワクチンパスポート(接種証明書)の社会生活への活用はさまざまな観点からみて過ちであり、世界全体で直ちにやめるべきである。これに代わるものとして免疫パスポートを日本は世界に先駆けて開発すべきである。

 

上記は、新型コロナに関してこの一年半ほど、世界中の研究成果を踏まえて発言されている医学や免疫学、薬学などの分野での日本の第一人者の先生たちから私が日ごろ、教えていただいている知見に基づいて発しているメッセージです。

これについてご理解をいただく上で、科学者として発信を続けておられる武田邦彦先生が「松田政策研究所ニコニコチャンネル」で発言された内容が参考になります。以下、その内容、及び、ワクチンパスポートについての私の所見を記します。

 

<武田邦彦先生のご発言(要旨)>

 

自分が実際に新型コロナにかかって、コロナの強制はおかしいと実感した。症状は多少熱っぽいところにしかいかなかったが、だるくて食欲がなかった。ところが発熱していないから病院に行けない。コロナかもしれないというときに、保健所なのか、診察してくれるのかわからない。行くところがない。治ってから医師のところに行って測定したら、陰性で、抗体はIgG抗体がバッチリだった。

日ごろから、新型コロナにかかっても重症化しないための処方を、その通りに実践してきたからだろう。ごはん、みそ汁、ビタミン、体温を上げて、一日15分の日光浴、軽い運動、熱い風呂で免疫を高めておく。これを一年やってきたから重症化しない。

ワクチンよりも、こういう生活をしたほうがいいということを厚労省はまず、言うべきだ。厚労省は国民の健康を守るべき役所であるはず。そういう健康な生活を推奨すべきだ。

 

食品でもワクチンのような食品がある。抗体をつくりやすくする成分。ニンニクなど。歴史的に国が衰退していく時に食べなくなるのが、根菜類の臭いもの。貴族化する。ニンニク、玉ねぎ、ショウガを食べていた民族が食べなくなって衰退する。これは新型コロナで日本の患者が少なかった背景でもある。国が成熟すると、嗜好もだんだん甘くなる。古代ローマでは、葡萄酒の中に鉛を入れるとぶどうの酸とくっついて甘くなるが、それは不妊になる。臭くて苦いものから甘くなって国が衰退する。

とにかく「専門家」は後ろ向きだ。何人感染したとか…。前向きに健康法を提案すべきだ。例えば、瀬戸内海の小島のおばあさん。日光浴し、坂を上るので軽い運動をしており、ビタミンCをとっている。医療ベッドがどうのというより、ベッドに入らない人を多く作るべきだろう。

 

風邪のウイルスが数種類あり、それとインフルエンザウイルスがあるが、これらにワクチンが効いたことは今までない。新型コロナは風邪の一種であるが、そもそも風邪のワクチンなど存在しない。風邪のウイルスにはワクチンが効かないので、自分の抗体で治してくださいというのが医師会の指導だった。家に帰って寝るしかない。

インフルでは意見が分かれている。毎年インフルは5,000万ショット、患者は確定で1,000万人、推定で2,000万人、それはワクチンが効いているとはいえない。ワクチンが効いているなら、患者は100万人、200万人にまで減らなければならないはずだ。

今回の新型コロナでは1年で陽性者が100万人。発症した人は、その本の一部。仮に100万人が発症者だったとしても、ワクチンが無い状態で100万人なら、ワクチンは効くということは誰にも言えないはずではないか。

伊勢崎市のある病院で25人の医療従事者と患者のうち、新型コロナのワクチンを2回打ったあとに新型コロナにかかった人が24人も出た。反ワクチンの立場をとらなくても、風邪にワクチンが効かないのは事実。今回はまだ、治験も事実上、終わっていない。その状態で、「効きますよ」と言うのは犯罪的でもある。

 

ワクチンを打ったら重症化しないと言うが、感染予防には完全な効果がないなら、公衆衛生上は絶対に打ってはいけないことになる。重症化しないなら、ワクチンを打った感染者は出歩ける。かかって出歩く。最悪だ。スーパースプレッダーをわざわざ作っているようなものだ。

重症化を防ぐというのは医療の論理として正しい。しかし、公衆衛生上は、逆である。医療と論理が逆になる。

もう一つ。医師が注射を打つのは傷害罪。人体に穴をあけるから。それがなぜ罪に問われないかといえば、病気を治すからである。治療行為は病気の人が相手でないとできない。ワクチンは本当に医療行為なのかという議論がそもそもある。

インフルエンザは一応、医療行為。2,000万人が発症するのだから、5,000万人打っても良いのではないかという計算になっている。コロナはPCR検査でも年間100万人の陽性者であり、99%が健康だ。それなのに、国民全員に打つのは合法なのか。

副作用のある薬を医師が処方できるのは、副作用よりも病気を治す可能性のほうが高いからである。

新型コロナのワクチン接種で、医師をやめようとしている医師がいる。医師の倫理としてこれ以上、打ち続けられない。しかし、大きな河の流れに逆らえない医師が大半だ。

 

ドイツのガソリンスタンドでマスク着用を求められた客が、求めた店員をピストル射殺したという事件があった。我々は近代において何に命をかけてきたか。それは自由を求めてだったのではないか。選挙で選ばれた人たちが法律で決めたことはやってはいけない。それ以外は自由である。それが法治国家。それは我々が獲得してきたこと。それを若い店員に言われたらカッとなるのは当然だろう。

去年まで医師会も風邪にはマスクは効かないと言い続けてきた。2020年2月時点でもそうだった。新型コロナが流行り始めていたとき、紙に書いて全都民に配っている。米国のファウチ博士も、コロナウイルスにマスクは関係ないと当時、答えている。それが、4月にはマスクをと言っている。その間に新たなデータは出てきていない。

専門家は間違っていたら、理由をつけて認めるのが任務。しかし、みんな知らん顔している。なぜ急にマスクしなければならなくなったのか。そういう世の中の不合理が、着用を求めた店員の射殺という事件となって現れた。

ワクチンが効いていないのだから、伊勢崎市の病院のようなことになる。饅頭を買おうとして「お前、糖尿病になるからやめろ」と言うような社会ではなかった。人々の心が傷ついている。大きなところで社会の回復が必要だ。

ワクチンでできる抗体は3か月で4割に減るが、自然感染でできる免疫は20年~50年、インフルの場合にそうだという研究結果がある。本当の病気にかかることできちんと抗体があるのに、そのパスポートはない。

 

人間の体の60兆個の細胞は、親からもらったものばかりではない。ウイルスなど寄生したものからもらったものが20兆個ぐらいある。本当に風邪でもらったものを排斥して良いのか、昔から議論がある。常在ウイルスが無いと、人間そのものが成立しない。

インフルは今もない。ウイルスどうしの戦いかもしれない。ウイルスの世界でコロナウイルスがインフルウイルスに勝ったので、患者が2,000万人から100万人に減った。より安全なウイルスに代わったのがコロナだ。コロナを絶滅させていいのか。

抗生物質で耐性菌が生れるが、ウイルスはもっと生まれる。ワクチンを強制的に打たせる人に言ってほしい、あなたは神様ではない、と。

ウイルスと常に共存するのが人間である。急激に特定のウイルスをなくすことはかえって危険。全国民に打つと、ウイルス側は惑沈対策をしてくる。ウイルスはワクチンにぶつかり、突然変異する。刺激に対して生き残ろうとして突然変異する。

感染拡大で変異が生まれやすくなると言われるが、ウソだ。むしろ、対抗しなければ変異しなくなる。そして、変異するほど弱くなる。人間の細胞で生きていくために…。最初は間違って強いものが出る。スペイン風邪などがそうだった。しばらく人間の中で住んでいていいのだから、おとなしくしてくれというのがウイルスとの付き合い方。

 

ワクチンの副反応リスクについて、厚労省もデマだと断定しているが、いいのか。地球上の誰にも言えないはずだ。まだデータが無いので何とでも言える。

麻酔の医者はワクチンを打たせない。危なさがわかっていないからだ。打ったらどうなるかがわからない時には麻酔をしないというのが麻酔科のやり方。

不妊になるかならないかわからないと言うのが正しい。科学者はよほど自分に信念がないなら、わからないと言えばよいのに、何とか理屈をつけてそうなのでしょうと言っている。

 

テレビ朝日では一言一句、テレ朝の言うとおりに発言している。日本社会はかなりの打撃を受けている。集団で来る圧力。明るくする社会へと、参政党として提言を出してほしい。

今や、ワクチンを打たない人はマイノリティであり、マイノリティは大事にすべきものであるはず。打てない体質で実際に困っている人は多い。

遺伝子ワクチン以外のものが出てくるまで、がまんするしかない。しかし、それは効果はあまりない。今まで風邪のウイルスでワクチンはなかった。ただ、安全度は10倍になる。では、そもそも何のためにワクチンがあるのかということになる。

人間は神ではない。だから自由にいろんな人が色々と言う。それが保守主義。左翼は、コロナ絶滅が最優先であり、人間優先ではない。政府が国民に対して正直というのが根幹にあるべきだ。厚労省が、絶対にワクチンが原因の死亡でないと言えと圧力を医師にかけている。真実の事実が分からなくなっている。これは危機管理対策上最悪の問題。

 

世界中がこのように狂った方向になると、必ず正しい方向へのリアクションが起こる。だから参政党が必要だ。自由な雰囲気を持った明るい未来を創る。地方の人がこれだけ怖がっている。

放送倫理には異なる意見を出すというのがあるはず。現在の政府とマスコミのやり方は、陰謀論を正当化しているようなもの。

専門家も無知なのは、感染学やウイルス学にはカネがいかなかったから。日本は基礎的な学問にあまりカネを出さない。基礎研究で問題なのは、基礎研究しか知らない研究者たちの幼稚さである。実学を知らないからだ。

次の感染症に備えるためにも、何よりも必要なのは免疫力を高めることである。

 

<松田学からのメッセージ>

 

 以下は、上記の武田邦彦先生からの発言を踏まえた私からのメッセージです。

 

●新型コロナに対する認識や対策は「常識が通じない非常識」だらけ…

2021年の総選挙で最も有権者の関心が強いとされたテーマは新型コロナ対策。しかし、現内閣に新型コロナの真相を理解している閣僚がどれぐらいいるのか、はなはだ心もとない状況です。某前厚労大臣のように、感染が急減した理由がわからない、だからまた拡大するかもしれないと言ってみたり、感染減の主要な理由がワクチンだとか行動自粛だと思っていたりするような方々ばかりでは、コロナ禍はいつまでも続くでしょう。

この点では、「専門家」に疑問を呈し、「プロといわれる方々が正確な情報を出していただけることを期待している」とおっしゃった麻生氏はさすがです。政界でもこれぐらいのクラスの人でないと気が付いていないのかもしれません。もっとも、安倍氏は分かっているそうなので、さすがは「AAライン」ということでしょうか。

 

最近、私は、コロナに関して講演をする際には、「常識が通じない非常識」として、次のような論点を提起しながら、この私でも「プロと言われる方々」(彼らの発言は決してマスゴミには取り上げられませんし、ユーチューブでは削除されています)から学んで知っている常識について語るようにしています。例えば…、

 

・感染が拡大しては収束する原因について、なぜ、誰も言わないのか。

 感染拡大の波のたびに毎回、自然に収束してきたのは、免疫の広がりによるものです。

 

・免役のことや免疫力強化のことをなぜ、誰も言わないのか。

 政府の最大のコロナ対策となるべきは、そして今後の感染症に対する最大の危機管理策とは、生活習慣を改善することによる「免疫力増強国民運動」の呼びかけであるはず。

 

・インフルエンザとの比較をなぜしないのか。

 毎年、日本では新型コロナより2桁も多い発症者を出すインフルエンザに対して、もしPCR検査をしていたら、毎年、いまとは比較にならない大パニックになっていたはず。インフルでは、新型コロナではまだ死んでいない子どもたちが大勢亡くなってきました。

 

ほかにもたくさんあります…。

・発明者が絶対に使ってはいけないと言い遺したPCR検査に頼ることに、なぜ、疑問を持たないのか。

 

・死者数、重症者数を過大に報告させていることが、なぜ、批判の対象にならないのか。

 

・インフルエンザウイルスが新型コロナウイルスに置き換わってくれたおかげで日本では死者が減ったのに、なぜ皆さん、新型コロナのほうだけを怖がるのか。

 

・流行初期の危機管理(ペスト並み)を続けてまで、なぜ、医療の基本(医療の対象は発症者)に戻さず、重症者や死者をあえて増やすような愚行をやめようとしないのか。

 

・新型コロナウイルスの感染は糞口感染がメインなのに、なぜ、空気感染を前提とした対策ばかりしているのか。

 

●接種証明の活用が過ちである理由~日本はワクパスに代わる「免パス」を提起せよ~

特に最近では、ワクチンパスポートを巡る非常識が目に余るものになっています。いくつかの観点から、こんなことにも気が付かないのかと思わせる非常識を挙げてみますと…

 

[論理的な非常識]

ワクチンを打っても抗体は数か月で消えるし、そもそもワクチンは変異株には対応できない場合が多く、現に、早々にワクチン接種を進めたイスラエルなどの国々で二回接種済み者の感染拡大が目立っている。ワクチンを打っても感染を防止することはできないし、感染すれば人にうつす可能性がある。感染して人にうつす可能性がないことの証明は、ワクチン接種証明(「ワクパス」)では論理的に不可能ということになる。

 

[公衆衛生の観点からの非常識]

現に医療の立場からみれば、最近では「ワクチンの目的は重症化を抑制すること」との説明ぶりに変わっている。それが正しいとすれば、ワクチンを打つと、重症化しない元気な感染者が活発に社会活動をすることで、感染はかえって拡大する。これまでのコロナ対策で軽視されてきた公衆衛生の論理は、医療の論理とは必ずしも一致しない。ワクパスはかえって多数のスーパースプレッダーを生むことになる。

 

[法的、規範的な非常識]

今回の新型コロナワクチンの根拠法である予防接種法改正案が昨年、国会で成立した際には、「接種するかしないかは国民自らの意思に委ねられるものである」、「接種していない者に対して、差別、いじめ、職場や学校等における不利益取扱い等は決して許されるものではない」との文言を盛り込んだ付帯決議が、国会での多数決で議決されている。これは法律そのものではないにせよ、曲がりなりにも国権の最高機関で民主主義の手続きに従って決められた規範に従うのは、法治国家の基本ではなかったか。

 

[経済合理性からみた非常識]

飲食店にワクパスを義務付けたニューヨーク市では、パブの経営者から、おかげで客が40~60%減っている、入口でワクパスをチェックする専任者を一人、余計に雇わねばならず、コスト面でも圧迫、いずれ店を閉めなければならなくなるとの声も出ています。日本でも飲食店側で客の選別などしていられなくなると思います。

 

[倫理的な非常識]

スパイクたんぱくを産生する人体へと作り変える遺伝子ワクチンが具有する血栓症やADE(抗体依存性感染増強)などのリスクを指摘するまでもなく、そもそもアレルギー体質でワクチンそのものを接種できない人々は多数存在し、現に、その方々はワクパスで何事も不自由になることを極度に恐れている。これは許すべからざる差別。現在はマイノリティーや多様性の重視が倫理的、政治的なテーマであることを忘れたのか。

 

人類社会が以上のような間違った非常識に気付き、一日も早く正気に戻るよう、私もさまざまな場で提言をしておりますが、もしパスポートを考えたいなら、「この人は感染時には有効な抗体が直ちに産生されるという意味での免疫記憶がある」ことを証明するパスポートが考えられます。これはすでに日本では技術的には可能だそうで、岸田政権は直ちに国の政策として取り上げ、「免疫パスポート」、すならち「ワクパス」ならぬ「免パス」を、人類社会の課題解決への日本の貢献として、国際社会に提唱すべきでしょう。

 

いずれにせよ、コロナをめぐる現下の社会情勢について、私が毎日のように痛感している言葉を思いつくままに挙げていくと…牢固たる無知、恥ずべき不勉強、徹底した偏向報道、科学と真理への弾圧、論理性を欠いた思い込み、根拠なき恐怖心、同調圧力への付和雷同…第二次大戦へと突き進んだときの日本を想起させるものがあります。人類が歴史を誤るときというのは、こんな状況なのかもしれません。

政府の会議やテレビに登場している一部の「専門家」たちではなく、新型コロナの研究情報を知悉している真の専門家たちの見解が、マスコミから無視され、ユーチューブなどでは削除などの言論弾圧を受けている不健全な状況が世界中に蔓延しています。

一日も早く、彼らからの真摯なメッセージが多くの国民に届き、感染症に対する正しい知識が社会で共有されることを求めるものです。それこそが、次なるパンデミックに対抗する最大の危機管理につながると思います。