動画ろんだん@松田政策研究所②~(特集)音楽の愉しみとザルツブルク音楽祭訪問記(その2)~ | 松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本を夢の持てる国へという思いで財務省を飛び出しました。国政にも挑戦、様々な政策論や地域再生の活動をしています。21世紀は日本の世紀。大震災を経ていよいよ世界の課題に答を出す新日本秩序の形成を。新しい国はじめに向けて発信をしたいと思います。

今回の記事は、ザルツブルク音楽祭訪問記の続きと、音楽関係の動画2本の紹介です。

●ザルツブルク音楽祭訪問記<その2>

ザルツブルク音楽祭のお話は前回まででは終わりません。写真は、オペラファンやクラシック愛好家なら誰もが知る、今の世界を代表するオペラ歌手、アンナ・ネトレプコ。なぜ、こんなに忙しい松田がザルツブルクに?と言われるかもしれませんが、もちろん、それだけではありませんが、ネトレプコのアドリアーナのチケットを取れたからでした。これは恐らく、今年のザルツブルク音楽祭では最大の呼び物でしょう。

ところがです。この新聞記事、見出しは、このネトレプコが風邪をひいて出演できないか、できるか?これはオーストリアの新聞の一面トップです。さすがはネトレプコですね。8月3日の朝刊です。私が高いカネを払って予約したアドリアーナの本番は、その日の夜。

さて、私は目的のネトレプコでオペラを楽しめるのかどうか。来た甲斐があったと心の底から思えるようになるのかどうか…。

結局、このアンナ・ネトレプコ主役でオペラ、Adrianaを楽しむことができました。本番が始まるまで代役でないか気を揉んだのですが、最初の一声ですぐに本物のネトレプコを確認。さすがに、円熟した艶やかな声の運び、ウィーンのStaatsoperでも普通に聴くオペラとは一段、バージョンが違います。それは他の配役の歌手たちもおしなべて世界最高級をこれだけよく揃えたものだと、オペラに詳しい方なら、写真のプログラムを見ていただければわかる通りです。

本物の幸福感をあなたはいつ、感じますか?と訊かれましたら、答えは様々でしょう。政治家なら選挙に当選した瞬間と答えるかもしれません。私にも色々ありますが、自分だけの隠れた世界での本物の幸福感とは至上の音楽を体験している時。これだ、と実感しておりました。

実は、このオペラ、もう1つ、トラブルがあって大変心配していたのですが、日本から電話でチケットを抑えたのに確認のメールが届かず、ザルツブルクのチケットビューローに行ったところ、ネトレプコのオペラは7月31日の方で予約されていた、それはもう終わった、あなたのチケットは無い。えー?!当方、確かに8月3日の方で予約した!責任者が出てきて、久しぶりにドイツ語でハードネゴ、上司に上げるからもう一回来てくれ、ちなみにあなたは演奏家なのか?と言われ、私は思わず、自分はチェリストだ!と返答。

シュタイナーさんのモーツァルテウムを終えて、もう一度行ったところ、特別な配慮をした、と、チケットをもらった次第。

よく見ると、その席は通常の売出しとは異なる招待用の特別席、実際に行ってみると、最も良いローゲの席で10席の1つ、他の一般席よりゆったりしていて、ベストの状態でネトレプコを堪能できました。

新聞情報では7月31日のほうはネトレプコは風邪で休んでいたようで、色々と心配は重なりましたが、ラッキーでありました。日頃の行いが良かった?

ウィーンでは家内がピアノの先生から、あなたの旦那は、ネトレプコを観賞できないかもしれないが、あなたたちの娘のほうがネトレプコよりも上だろう、と言われていたそうです。それはないと思いますが、娘の松田万美江にとってネトレプコは目標にできればと思います。

(松田万美江のHP↓)

http://mamiematsuda.com/ja/

このAdrianaのオペラで演奏したオーケストラのモーツァルテウムも実にうまかった。

いずれにしても、目的は果たして、その夜、ウィーンのわが家に列車で向かいました。色々と音楽的な収穫もあったザルツブルクとなりました。

 

●動画…音楽対談:特番『世界を席巻する中国人演奏家、音楽で考える文化覇権』

 日頃、松田政策研究所のチャンネルでは主として、韓国や朝鮮半島情勢について私と語ってといる著作家の宇山卓栄さんは、実は、寝ても覚めても仕事中でもクラシック音楽を流し続け、音楽とともに生きるクラシックマニア。前回ご紹介した音楽鼎談の動画をご覧になって、このことを明かしてくれました。ならばぜひ、私と音楽対談を…。

音楽はその時代時代の政治や社会の雰囲気の影響を大きく受けます。いま、中国が世界に広がる中で、西洋音楽が危ない!そんな問題意識も彼にぶつけてみました。

 

●動画…2019年8月『ザルツブルグ音楽祭 報告』解説:松田政策研究所代表 松田学

 2回に分けてこのブログでお届けした「ザルツブルク音楽祭訪問記」、松田政策研究所チャンネルでも私の一人語りで配信しました。

 

 松田政策研究所は、政治経済や国際関係など時事的な問題だけではなく、より心豊かな社会と未来づくりをめざして、文化藝術についても広く、テーマとして取り上げていきたいと考えております。