松田まなぶ 国家基本問題研究所の会員の集い | 松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本を夢の持てる国へという思いで財務省を飛び出しました。国政にも挑戦、様々な政策論や地域再生の活動をしています。21世紀は日本の世紀。大震災を経ていよいよ世界の課題に答を出す新日本秩序の形成を。新しい国はじめに向けて発信をしたいと思います。

 11月4日、櫻井よしこさんが理事長の国家基本問題研究所の会員の集い シンポジウム「安倍政権発足10か月ー集団的自衛権と日本の防衛」と、その後の懇親会に出てきました。

 私は、櫻井よしこさんのお誘いで、昨年の当選までの間、同研究所の企画委員を務めておりました。年に一度の会員の集い、昨年も11月に開催され、その時は主催者側として皆さまをお迎えしていましたが、今年は一会員として参加。
 所用のため、シンポジウムは最後のほうを聴くだけでしたが、懇親会では登壇して皆様の前でご挨拶。国家基盤の再建に向けて、まさに国家基本問題研究所の理念を実現することが、私の政治活動の土台であることなどを申し上げました。
 この懇親会では、平沼赳夫先生など、国会議員も含めて著名人や関係者がご挨拶に立っておられましたが、衆議院議員とはいえ無名な私の挨拶のあと、日本維新の会を応援する方々が私が維新の議員と知って、列をなして次々と名刺交換に来られ、心強く感じました。

 国家再建への思いの強い方々には、維新の会はやはり期待されていると感じた次第です。私は挨拶の中で、集団的自衛権の問題は、「憲法解釈の変更」ではなく、「憲法解釈の正常化」だと申し上げました。今回のパネラーの谷内正太郎氏も、憲法学者の西修教授も、シンポで強調されていたように、そもそも集団的自衛権も個別的自衛権もなく、自衛権そのものが国家に固有の権利として与えられているものであり、集団的自衛権は国連憲章で各国に保障されているものです。日本国憲法がこれを禁じているかどうかですが、憲法9条が禁止しているのは侵略のための戦争や武力行使であるということは、これまで積み上げられてきた国際法の世界では自明のことであるという西教授の論理は、同氏の著書「憲法改正の論点」を読めば明快です。内閣法制局が積み重ねてきたとされる解釈そのものが、その時々の風潮や政治情勢に影響を受けた政策的な解釈に思えるのですが、いかがでしょうか。

 今回の懇親会会場でも、櫻井よしこさんとひと言でも言葉を交わそうと、会員の方々が長蛇の列で、時間内に全員がお話しできたか心配です。ある企画委員に「盛会ですね」と声をかけたところ、外部の人のような言い方をしないでくださいと言われました。

 今後とも、国家基本問題研究所とは緊密な関係を続けていく所存です。

$松田まなぶ(松田学)のブログ-櫻井よしこ理事長