毛足の長い生地への金糸刺繍 | マツブン刺繍ブログ「一針入魂」

毛足の長い生地への金糸刺繍

刺繍は色々な商品に施しますが、この数日間は大型機でクッションカバー用に金糸で刺繍しています。



 とても毛足の長い生地なので、普通に刺繍すると刺繍の糸の間から毛足(黒)が出てしまいます。

そこで毛足が出てしまわないように、通常より糸密度(1cmでの糸の本数)を上げ、更に下縫い(糸を横に振る前の縦のステッチ縫い)をして、毛足が出ない様に縫っています。




 この二つの作業をする事により、通常より加工時間が長くなってしまいますが、刺繍は綺麗に仕上がります。綺麗に刺繍するには生地の特徴を把握して生地に合わせた刺繍版を作る必要があるんです。


 今回はマツブンの小林職人(といっても20代)が、何度も版を修正しながら製作してくれました。