刺繍の難しさ!?(丸柄表現) | マツブン刺繍ブログ「一針入魂」

刺繍の難しさ!?(丸柄表現)

刺繍業界では刺繍版(データ製作)を「パンチ」と呼んでいます。


これは昔の版作成機からくる呼び名なのですが、綺麗に刺繍する為の命の一つなんです。


刺繍は生地に施す物ですから、ニット生地などの伸縮性のある物の場合には伸縮を考えて刺繍版を設計します。


これからの時期ですとポロシャツ生地(鹿の子)が有り、これまた難しい生地になります。(生地に凹凸がある為)


下の写真はあるワッペンの刺繍版設計図になります。丸い柄(iの点部分)を出すために設計では楕円(横長)に設計しています。



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これが縫い上がると



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このように正円になります。他の線も細く仕上がっていますが、こちらが原稿通りの太さになります。


比較すると


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こんなに違うんです。


そうして下記の量産に移ります!!



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株式会社 マツブン刺繍 オリジナル刺繍ワッペン製作

上の量産写真は同時に10枚縫える10頭機という刺繍機になります。