Q&A3879 第2子の移植方法は? | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 第2子の移植方法についてです。

第1子は3回目の移植で授かりました。
①5日目4ACの胚盤胞をホルモン補充で移植(SEETあり)、hCG 2.2
②5日目4BBの胚盤胞をホルモン補充で移植(G-CSFあり)、hCG 0
③5日目3AA、6日目4CBを自然周期で2個移植(SEETあり)で陽性、出産

残る胚盤胞は5日目(3AA、BL2)、6日目(4BA、4CB)、初期胚は6G4が1つあります。

前回の移植方法を踏襲するのが1番だとは思うのですが、もうSEET液が残っていません。できれば保険移植したいと考えていますが、SEET液の代わりに2段階移植すべきか、一度自然周期2個移植にトライしダメなら2段階移植にするか悩んでいます。確認したところ、保険での自然周期移植ができないようです。ひとまず保険のホルモン補充で移植周期に入りました。今回は4BAの一個移植かBL2との2個移植かで悩んでいます。これで陰性なら次は自費の自然周期しで3AAと4CBの2個移植を考えています。

 

A おそらく(現時点での)必勝法は、自然周期で、SEET+胚盤胞2個移植です。SEET法の発想の元は2段階胚移植ですので、自然周期で初期胚6G4(1段階)+5日目3AA+6日目4CB(2段階)が良いでしょう。ホルモン補充周期に入ったのであれば、4BA+BL2前日融解での2個移植をお勧めします。

 

なお、このQ&Aは、約3週間前の質問にお答えしております。