Q&A3585 治療終結後の生理に悩まされています | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 現在35歳

28歳から不妊治療をはじめてから移植も他院で合計7回、リプロでは4回移植をしましたが結果が出ず、不妊治療を諦めることに致しました。

不妊治療を終えた今悩んでいるのが、役目を失っているのに毎月くる生理が非常に重たい事です。一昨年、移植後に子宮外妊娠になり、左卵管を切除したのですがそれから生理が更に辛くなり、また出血に伴う腹痛や頭痛だけではなく、生理前のPMSといいますか、もはやPMDDの症状に悩まされています。生理が終われば精神状態も安定するのですが、生理前から生理中の約2週間の落ち込みがひどく、ふとした時に死にたいと考えてしまいます。生理が終わればマシになります。

もう自分で妊娠することができないのであれば、この生理をなんとかコントロールしたいのですが、何か良いアドバイスはありませんでしょうか。因みにピルはあまり相性がよくありません(気持ち悪くなります)。ミレーナや生理を止めるような薬が効果的でしょうか。何かご存じでしたら伺いたいです。

また、リプロ通院中は何度か診察していただきありがとうございました。結果は出ずに悔しいですが、治療を断念した決断に向き合っていこうと思います。

 

A ピルの相性がよくないのであれば、生理を止める薬剤が良いと思います(ただし更年期様症状が出ることがあるので注意)。ミレーナを子宮内に入れるのも良いです。ヤーズの長期投与もお勧めですが、ピルがダメでしたら難しいでしょう。

 

なお、このQ&Aは、約3週間前の質問にお答えしております。