Q BT10でhCG 50台という低hCG値により、1週間後に再判定となりました。以前に稽留流産を経験していることもあり、どうしても心配で、同じ状況だった方々のブログをついつい検索してしまいます。私がいくつか見たブログでは、判定日に低hCG値でもその後妊娠継続できている方は、年齢が若い人達で、40代では見つけられませんでした。毎日たくさんの患者さんに接しておられる松林先生の感覚で、40代で判定日に低hCG値でもその後妊娠継続して出産されている方の割合はどれくらいですか。せっかくの陽性判定とはいえ、毎日が不安でいっぱいです。少しでも希望の星を見つけられたら、と思い質問させて頂きました。
A 当院の判定日の基準値は、BT11でhCG 20以上を陽性、5〜20を判定保留、5未満を陰性としています。判定日のhCGが5.0の方で出産されている方がおられるため、このような基準値を設けています。しかし、残念ですが、年齢別のデータは集計していません。したがって、今回のご質問への答えは不明です。
また、判定日のhCGが2000で流産されている方もおられますので、判定日のhCG値が流産予後の予測には必ずしもなりません。これは、あくまでもhCGを出している細胞は胎盤の細胞であり、胎児の細胞を評価している訳ではないためです。胎盤の細胞が元気でも胎児の細胞の生命力がなければ流産になります。
下記の記事を参照してください。
2020.10.12「☆判定日のhCG 11.6で出産」
なお、このQ&Aは、約3週間前の質問にお答えしております。