Q&A2621 排卵期の体調不良は? | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 30歳、第一子を数年前に出産

排卵期付近と思われる時期(管理アプリで排卵期と算出された日を含む数日間)に、だるさ、火照り(これに伴うのか微熱)、眠気、腹痛があります。腹痛については、左側の痛みがあり、第一子妊娠前に婦人科を受診したところ、すぐにでも左の卵巣から排卵すると回答されました(ここで排卵期に痛みや不調があるのだと認識するようになりました)。

出産から時間がたち、先日もやはり不調が現れ、管理アプリを見ると排卵期でした。このような排卵期の不調(身体の変化)は自覚されやすく、よくあることなのでしょうか。また、就業中はこの不調にかなり困ってしまい、なにか解決策があれば教えていただけないでしょか。婦人科受診時に「不調特に腹痛をどうにかしたい」と伝えたのですが、明確な回答されずに終わりました。

 

A 女性の身体は生理周期によって、ホルモンや卵巣・子宮の状態など「ダイナミックな変化」があります。特に大きな変化があるのは、月経時期や排卵期ですので、このような時期に何かしら体調不良をきたすことはしばしばあります。症状は人それぞれですが、「ダイナミックな変化」が起きなければ解決できますので、最も簡単な解決策はピルを使うことです。ピル使用中は排卵が起きませんので、婦人科の臓器は定常状態にキープされます。

 

なお、このQ&Aは、約2ヶ月前の質問にお答えしております。