☆新型コロナウイルス感染症対策:妊婦の方々へ | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

厚生労働省から「新型コロナウイルス感染症対策:妊婦の方々へ」というリーフレットが4月1日に発表されましたので、ご紹介いたします。

 

感染が妊娠に与える影響

現時点では、妊娠後期に新型コロナウイルスに感染したとしても、 経過や重症度は妊娠していない方と変わらないとされています。 胎児のウイルス感染症例が海外で報告されていますが、胎児の異常や死産、流産を起こしやすいという報告はありません。した がって、妊娠中でも過度な心配はいりません。

 

日頃の感染予防

一般的に、妊婦の方が肺炎にかかった場合には、重症化する可能性があります。 人混みを避ける、こまめに手を洗うなど日頃の健康管理を徹底してください。 ①密閉空間、②密集場所、③密集場面、という3つの「密」が同時に重なるような場所を避けてください。

 

働き方

働いている方は、ご自身の体調なども踏まえ、時差通勤やテレワークの活用、休暇の取得などについて、勤務先とご相談ください。