嬉しい報告:娘の声が聞こえました | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

リプロ大阪で妊娠、出産した娘も2か月と20日になり、体重も6500gを超えています。今は完母に近い(1日30~50㎖のミルク)授乳状況です。1か月前から喃語が始まり、今は喃語で色々と何分も話してくれるようになりました。

そして、昨日本当に驚いたのですが、鏡台の前で「お母さん」と呼ぶ声が聞こえたので「受精卵を戻してください」とお願いしたと手紙にも記しましたように、その声がまさしく、娘の声だったんです。夫は信じてくれませんが・・。受精卵を戻す際も、培養士さんに、二つあった受精卵の内一つだけが、「今から行くで~!!」と言っているようですねとお話したのを思い出すと、娘はまるで赤ちゃんの国から生まれる気満々で待っていて、ようやくお母さんその気になったかと思っていたのではないかと思うのです。(漫画みたいな幼稚な話とお思いになるかもしれませんが・・・でも、本当なんです)

今まで何回採卵し受精卵を戻してきたか自分でもわからない位で、ノイローゼ気味になり治療を中断したり、石川先生も「土俵際でうまくいった、奇跡や。松林先生は本当にすごい」と仰っていた状態だったのに、この世で一番愛おしくこの子のためなら命も差し出せると思う尊い存在を与えてくださって本当に有難うございました。毎日の子育ては本当に幸せです。泣くと、お尻でもつねられたのかというくらいの声で泣くので大変ですが、夜泣きで夜間一時間しか寝れないことがあったときでも、しんどいと思うことが不思議とないのです。娘のために恥ずかしくない母親になれるよう日々努力していきたいと思います。先生もお忙しいと思いますが、どうぞご自愛ください。
 

コメント:妊娠判定日の感動は、私も今でも忘れません。娘さんが望んでお母さんのところにやって来た妊娠なのだと思います。