Q 妊娠高血圧症候群とアスピリンで検索してたどり着きました。一つ質問がありまして、メッセージします。
10ヶ月前に重症妊娠高血圧症候群のため、34週、帝王切開で出産しました。子どもは特に問題なく育っています。第二子を希望していて、出産した病院の医師からは、次回妊娠時にアスピリンを投与すると言われました。色々調べると、抗リン脂質抗体症候群が原因の場合にアスピリンが有効との記述をよく目にしたのですが、私はこの抗リン脂質抗体症候群という病気を疑われているということでしょうか。それとも、抗リン脂質抗体症候群でなくても、妊娠高血圧の予防にアスピリンというのはスタンダードなものなのでしょうか。因みに、流産歴はありません。この病気のことを知るほど、怖くてしかたありません。
A 前回の妊娠で妊娠高血圧症候群だった場合には、次回妊娠でアスピリンを使用すると妊娠高血圧症候群のリスクが低下することが知られています。一方で、妊娠高血圧症候群の一因として、抗リン脂質抗体症候群があります。抗リン脂質抗体症候群の場合には、アスピリンとヘパリンを使用します。従って、抗リン脂質抗体症候群の有無にかかわらず、妊娠高血圧症候群の予防にアスピリンは有効です。抗リン脂質抗体を検査して頂ければ、今の心配もなくなることでしょう。
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