Q&A1251 非閉塞性無精子症で第3子希望 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 37歳、無精子症、精巣内精子で治療中
32歳、採卵14回目で第一子(4日目11分割新鮮胚移植)出産
35歳、採卵15回目で第二子(3日目7分割新鮮胚移植)出産
男女を無事出産することができました。

色々誘発を試しましたが、採卵13回目までは主に高刺激で採卵10~15個、受精率半分くらい、分割はさらにその半分、分割遅すぎ移植キャンセル5回、凍結できても融解時変性や分割停止と失敗続きでした。妊娠できた時はクロミッドとFSH150隔日→LH150隔日とアンタゴニスト(2回まで)併用→卵胞22ミリでhCG+ボルタレン座薬で採卵3個、分割1~2個でした。再凍結精子ですが、あと4~5回分あり、三人目を諦めきれずにいます。

①年齢とともに卵巣の反応が低下すると思いますが、治療再開は数ヶ月でも早い方がいいですか。
②卵が一個でも取れるなら、妊娠した時と全く同じ方法を続けるのがベストですか。
③男の子に非閉塞性無精子症(染色体、AZFとも正常)が遺伝する可能性(未知の遺伝子変異など)はありますか。

 
A
①早い方が良いでしょう。
②妊娠した時と全く同じ方法が推奨されます。誘発も同じで、新鮮胚移植が良いです。
③可能性は否定できませんが、断定もできません。