Q&A1132 オプション検査予約について | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q  2015.10.6「Q&A843 卵巣腫瘍術後、AMH 0.15、深部静脈血栓症」2016.4.30「Q&A1076 深部静脈血栓症の既往あり、刺激周期の是非」で回答いただきました。

その後、クロミフェン自然周期3回目を行い採卵、胚盤胞1個を凍結できました。胚移植の結果はBT10日目でhCG6.5と陰性に終わりましたが、低刺激でも成熟卵が採れたことはとても嬉しかったです。先生のおっしゃる通り、もし血栓ができ命取りになった時のことを考えるとなるべくそのリスクを避けて治療に望むべきだと思いました。低刺激法でDダイマーをチェックしながら可能な限り治療を続けます。

また質問になりますが、慢性子宮内膜炎検査や不育検査、子宮収縮検査、銅亜鉛検査を受けたくても、県内の不妊専門クリニックを含む何件かでは「今までしたことがない」からと断られてしまいました。リプロダクションクリニック大阪でそれらの検査のみを受けることは可能でしょうか。可能な場合は、再診の予約で良いのかセカンドオピニオン外来での予約をするのか教えて下さい。

A オプション検査は、それぞれ検査の時期や条件があります。当院の診察券がある方は、下記の時期にご予約ください。

慢性子宮内膜炎検査:生理終了から排卵まで、毎日検査可能ですが、電話予約が必須です。検査終了まで2時間程度かかります。
不育検査:検査センター受け入れ不可の日があるため検査できない日があります、食後2時間以上、出血していない時です。お電話でご予約ください。2016.5.21「当院で不育症検査をご希望の方へお知らせ」の記事を参照してください。
子宮収縮検査:排卵後1週間ころ、毎日検査可能です。普通の再診予約でOKです。
銅亜鉛検査:いつでも可、普通の再診予約でOKです。

当院の診察券がない方は、初診予約をお取りください。その日にできる検査は行えますが、時期、条件が合わないものはできません。また、慢性子宮内膜炎の検査は検査の準備から終了まで時間がかかりますので、診療時間終了間際のご予約では実施できませんのでご注意ください。