Q&A1011 低AMHの場合、自然周期しかダメですか? | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 41歳
「AMHが低いため自然周期の顕微授精のみ」と主治医の先生に言われてまして、最近は空砲もちらほら。採卵は、お腹から刺すので、なかなか何回もやろうと思えず、春先で治療は終了かなと考えてます。昨年、胚盤胞で流産になってしまい、1年ぶりに採卵をしたとき空胞でした。
AMHが低くて1つしか卵が出てこないタイプは、自然周期のやり方しかないのでしょうか。主治医の先生は親切で信頼してます。採卵が痛くて辛く弱い私です。生理も少ないのでもう時間がないのかとあきらめかけております。こんな自分ですが、わずかながら希望持ってもよいのでしょうか。

A 41歳は、まだまだ十分チャンスがあると思います。AMHが低い場合でも、キチンとした刺激周期を行うと、数個採卵できることがありますので、一度刺激周期をトライしてみることをお勧めします。
流産とはいえ妊娠しています。このような場合には、赤ちゃんを授かる確率が高いと考えます。希望をもって治療に臨んでください。